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遺言のすすめ [仕事]

暖冬と言われ,昨年末は雪の少ないまま新年を迎えました。
節分までは寒の内,これから雪本番になるでしょう。自宅の周りには雪が積もっています。
青森市の積雪70センチを超えたようです。

昨日,今日と,遺言作成の立ち会いです。
昨日は親戚のおばさんが,子3人への相続のために準備するというので,私が遺言者と公証人との連絡調整をしたものです。そして,遺言書の原本に証人として署名捺印して,公正証書遺言が完了です。

遺言の相談を受けることが多々あり,司法書士の立場から,私は,公正証書による遺言作成を勧めています。
公正証書のほかに,一般的には自筆証書遺言がありますが,遺言者本人がすべて自分で書かなければならず(高齢者が全文を書くのは至難の場合があります。),日付,押印が必須という形式が法定化されています。そして遺言者が亡くなった時に,家庭裁判所に検認の申し立てをしなければなりません。
そののちに,法定相続人が裁判所に出頭して裁判官に意見を述べるという煩雑さがあります。

これに比べると,公正証書遺言は,遺言の内容を遺言者が口頭で述べることができ,氏名を自署できればほぼ完成です。また,2,30分後には公正証書が出来上がりますから,非常に簡便です。
加えて,遺言者が死亡して相続が発生した場合,他の手続きを経なくても作成済の遺言書を使用して,金融機関の手続きや不動産の相続登記などをすることができます。

私は,お客様から遺言の相談を受けると,お客様の真意を聞いた上で,遺留分の説明などをし,遺言の内容を文書にします。それでよければ公証人に相談し,作成の日取りを整えます。
お客様には原稿を持参してもらい,公証人にその原稿を見ながら口頭で遺言の内容を伝え,原本に自署し,押印すれば手続き完了です。

相続が争続にならないように,遺言について考慮しておくことをお勧めします。

強い地震で揺れています。(震源は浦河沖のようです。)


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