ビル・エヴァンス／ワルツ・フォー・デビイ

今朝の１枚，満を持してビル・エヴァンスのワルツ・フォー・デビイです。
昨日の朝，仕事をしながらかけ，夜は夜で，仕事をしながらかけ，今朝またかけています。

ビル・エヴァンスのレコードに駄作はないというのを聞いたことがありますが，おそらくリヴァーサイドレーベルのことでしょう。リヴァーサイド以外にも，ジェレミー・スタイグのフルートとのヴァーブ盤など名盤だと思います。

レコードに針をおろすと「マイ・フーリッシュ・ハート」が始まります。ヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴで，客のグラスのぶつかる音，ざわめき，拍手のなかで，この録音の１０日後に自動車事故で亡くなったスコット・ラファロのベースは，メロディー楽器のように聞かせてくれます。
村上春樹氏も，このレコードのこの曲を絶賛しています。

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コメント 2

このレコードと「ゲッツ・ジルベルト」は、まさに「一家に一枚」的な人気盤ですね。
どちらも、聞き流してもいいし、じっくり向き合って聞いてもいい、名盤だと思います。
「ワルツ・フォー・デビー」は、モニカ・ゼタールンドとのヴォーカルバージョンもいいですね。（エヴァンスが歌の伴奏をするのはめずらしいのでは？）

by midori (2016-07-27 16:05) 

ジャケットの写真は，座卓に黒いラシャ紙を敷き，ジャケットを置いて脚立で上から写すという古典的なもので，手前よりも奥が小さく映っています。ジャケットのデザインも素晴らしいですね。

このレコードは，ジャズの番組でなくともテレビ，ラジオにあふれていますから今更ながらの観がありますが，かけてみると音もよく，国民的名盤ではないでしょうか（大袈裟です）。
ヴォーカルバージョンを是非聞いてみたいと思います。

ビル・エヴァンス晩年，青森でコンサートがあり，そのころは恰幅が良く，学者然としておりました。

by hitoshi (2016-07-27 17:04)