SSブログ

ピエール・ブーレーズ [音楽]

連休2日目,絶好の晴天,昼前から亡き弟の奥さんのお母上の埋骨と昼食会があった。
自宅に帰ると,待ちに待ったブーレーズのCD8枚組が届いていた。
ブーレーズがバルトークの管弦楽作品を指揮したものだ。
私が,ベルリオーズの「幻想」やストラヴィンスキー「春の祭典」を聴いたのは,ブーレーズのレコードによってだった。
若く安月給のころ,意を決して買ったものだ。
今でも,「幻想」や「春の祭典」を聴くときは,この2枚のレコードを基準に聴くようになった。
そのようにして,ブーレーズの近,現代曲の解釈・指揮に畏敬の念さえもつようになった。
今回の8枚セットの1枚目には,「管弦楽のための4つの小品」と「管弦楽のための協奏曲」が収められている。
「4つの小品」は,おしゃれでスマートな作品である。「管弦楽のための協奏曲」は,バルトークの代表作である。
ニューヨーク・フィルのために書かれたこの曲は,ブーレーズの解釈と指揮によって,精緻で官能的とも言えるバルトークの特性を教えてくれる。
今回のセットには,著名な管弦楽作品のほかに,クレメル,シャハムといったヴァイオリニストやツィメルマン,グリモーらのピアニストと,ピアノ協奏曲,ヴァイオリン協奏曲が収録されている。
この連休は,ヤリイカ釣りにはまだ早いから,音楽三昧か。
そのような午後,バルトークの現代的,官能の世界に漂った。
ブーレーズ・コンダクツ・バルトーク.jpg
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0