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遺言,モーツァルト [仕事]

今日の青森は朝から晴,風はあるが清清しい1日だった。20度。

今日は以前から依頼のあった遺言書作成の相談である。
ほとんどの場合,公証人による,「公正証書遺言」を勧めている。
これ以外の場合,相続発生ののち裁判所での手続きを伴い,煩瑣な結果となるからである。

今日の相談者はもうすぐ90歳,このお歳と思えないくらいしっかりしたご婦人だ。
この方には2男1女のお子さんがあったが,2人の息子さんは既に亡くなったとのこと。不動産は2人の息子さん
の子供,つまり孫に相続させるという。
そのほかに財産はないの?と聞くと,預貯金が少しと言う(○○万円か)。これはどうしたものかと思案している。
孫たちには,かつて,勤めを退職した際に,少しずつ現金で上げたからもうよいのだという。

現在この方は,亡くなった次男の奥さん,孫さんと同居している。
先生,案はないかと相談されたので。一部を娘さんに,残りを同居のお嫁さんという方法もあるよと言うと,にこりとした。
このような内容で遺言書を作成することになったのだが,同居の次男の奥さんの分は,法律上,相続ではなく,贈与(遺贈)である。ここのところが,日本の相続の堅苦しい血族主義である。贈与税が課税されるかもしれない。

このようにしてまとまった遺言案について,必要書類を整え,あらかじめ公証人に説明して,公正証書作成をお願いするのである。指定された日時に,遺言者と共に公証役場を訪れる。
そのときは,証人(立会人)が2名必要なので,私と妻が証人となっている。

若干の日当に,妻はにこにこしている。

今日は,別の方から相続放棄の相談を受け,相続放棄の申述書を作成することにした。

相続関係の仕事の1日が終わり,モーツァルトを聴く。バーンスタイン/ウィーンフィルのライヴによる39番と41番
のシンフォニーである。誕生日が同じというだけで親しみがある。明るく軽やかである。私は39番が特に好きだ。ベートーヴェンの3番や7番に受け継がれていると感ずる。
バーンスタイン.jpg








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コメント 2

jun

今晩は!
今日も暑いくらいでしたよ!
お仕事の遺言・相続のお話はなるほど難しいものですね
皆さんが幸せになる方法を考えられたようでなによりでした。



モーツアルト、ヴェートーベンの曲を今一生懸命思い出しています。
富士は音楽に熱心な町でピアノ、ヴェオリン のコンサートがよくあります
指揮者では今年は小林研一郎、新日本フィルと小澤征爾がやってきます。
堤俊作も毎年のように来ます、
演奏会に出かけて聴くことが多かったけど今年はまだ。
これからが毎週のように演奏会が始まります。
今私の一番は!元気がもらえる高校の吹奏楽演奏です。

ジュピター のだめ  テーマ曲が好きなのですね。

by jun (2009-10-15 21:30) 

hitoshi

こんばんは!
いろんな方からの紹介があり,仕事の輪が広がります。
これまでの経験から何が良いのか,助言できるのが幸せです。
そうでないと,40年の役人生活の社会還元ができないからです。
共に悩み,共に笑う,このようにしたいと思っています。

音楽に囲まれる環境はすばらしいですね。青森はなかなか機会に恵まれません。

パソコンに向かって仕事,ブログをしながら,時間に余裕がある時は,手を伸ばせば届くアンプとCDデッキをセットしています。

パイ,おいしそうでしたね!


by hitoshi (2009-10-15 22:21) 

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