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コリン・デイヴィス/幻想 [音楽]

今日は朝晴れていたが雲が出てきた。昨日までよりも暖かい。
県庁前の桜が咲き始めた。

30年前,レコードで聞いていたサー・コリン・デーヴィス指揮の「幻想」SACDを購入した。「幻想」は大好きな
曲である。
レコードを聞いた印象は,すごく音の良い録音だった記憶がある。このCDは,さらに高音質である。


ベルリオーズが管弦楽法の極致を駆使した曲で,夢の中をさまよう夢遊病のような曲である。
かつて,この,おどろおどろしいベルリオーズが描いた世界に,ブーレーズ指揮ロンドン交響楽団のレコード
でとりこになった。

ミュンシュ指揮パリ管もいいが,一身腐乱ぶりがむしろ鼻につく。
コリン・デイヴィスの録音は,サラッとしていて伸びやかな演奏だ。透明感がある。
正直,こんな音だったか?と思ったほどだ。ブーレーズとも違う,イギリス紳士的かな?
ブーレーズの演奏は,ある意味グロテスクだ。

何といっても第四,第五楽章が圧巻である。第四楽章「断頭台への行進」,第五楽章「ワルプルギスの夜の夢」わくわくする。
第五楽章ではおそらく教会用の鐘を使用しているのではないかと思う。また,この楽章では,グレゴリオ聖歌の「怒りの日」が主題として使われている。

コリン・デイヴィス/幻想.jpg


30年前の昔に戻ったような気がする。

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