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ムラヴィンスキー/チャイコフスキー5番を聞いて [音楽]

今日は朝から青空,気温も18度くらい。気持ちが良い。

先日,NHK・FMでムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルのチャイコフスキー5番を聞いた。
車を運転中で,途中からだったが,やけに激しく,あるときは猛スピードで走り去っていくような5番である。
曲が終わり,演奏者を聞くと,やっぱりな!と思ったのである。

かつて,同じ演奏で6番「悲愴」の感想を書いたが,印象は同じようなものだ。
私の若い頃(2,30代)は,チャイコフスキーと言えばムラヴィンスキーだった。
今にして思えば,このような演奏に心を奪われていたのか?

猛スピードで走り回るようなチャイコフスキーは聞きたくない。
ロマンチシズムのかけらもない。
しかし。敬愛する宇野功芳先生は,ムラヴィンスキーを絶賛している。
6番「悲愴」は小澤征爾のベルリンフィルとのライヴの感動を知っているが,5番は誰だろう。

チャイコフスキーは悲劇の天才ではなかったか?と時々思うことがある。
器楽曲を書き,ピアノ,ヴァイオリンの大協奏曲を書き,オペラの大作をものにし,6つの交響曲を残した。
珠玉の弦楽合奏の曲など愛されている曲あまたである。

バッハ,ヘンデル,モーツァルト,ベートーヴェン,ブラームスに伍するのは,歌曲王シューベルト,
早世の天才メンデルスゾーン,そしてチャイコフスキーか?などと気ままなことを考えている。

私の場合,そこには,決してワーグナーは出てこないのである。何のことはない,単に好みの問題である。



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