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ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番 [音楽]

昨日は午後から仕事の整理をし,夕方から,ベルリン・フィル「ワルトヴューネ2009」を観て,トレッキング
のあとの休養をしていました。

ベルリン郊外オリンピックスタジアムに隣接するワルトヴューネの野外音楽堂で毎年6月に,
ピクニックコンサートが開かれており,NHK・BSでも放送されています。

昨日見たのは2009年6月のもので,ちょうど樫本大進がコンサートマスターに就任した直後のものです。
当日のプログラムは「ロシアン・リズム」と銘打った,ロシアの作曲家,チャイコフスキー,ラフマニノフ,
ストラヴィンスキーの有名曲でしたが,その中でもラフマニノフが圧巻でした。

ラフマニノフの3番のP協奏曲は超絶技巧の難曲ですが,小生は,キーシンのCDを愛聴しています。
ワルトヴューネ2009のソリストは,ロシアのピアニスト・ブロンフマンです。
大きな体躯から超絶技巧が繰り出され,鳥肌が立つようでした。聴衆は総立ちで拍手と指笛。

斜面の下にステージがあり,聴衆は,斜面に座り食べ物や飲み物を手に名演奏を聞くのです。
終わると,拍手や指笛で喝采し,手に持つ花火まで点火されます。

指揮者のラトルは,最後に演奏される「ベルリンの風」では,シンバルを叩くなどサーヴィス満点でした。
ワルトヴューネのコンサーは,テレビで何度も見ましたが,私たちのまわりにもこのようなコンサートが
あればいいと思います。

昨日は震災から半年,コンサートのアンコールで,チャイコフスキーの「ノクターン」が演奏されました。
震災後,バッハのアリアの演奏される機会が多いですが,ノクターンも人々の心を鎮めるかのように
聞こえました。

樫本大進は,コンサートマスターの隣に座っており,見習中かなと思いました。
8月にN響の夏コンサートでラロのスペイン交響曲を弾きましたが,素晴らしいものでした。
骨太の豪快なヴァイオリンでした。いずれベルリン・フィルの顔になるでしょう。

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