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オデッサ・ファイル [映画]

今日でゴールデン・ウィークは終わり,明日から1週間が始まります。
3日からの休日は雨続きで遠くには出かけませんでした。

連休最後の日は,アメリカ映画「オデッサ・ファイル」,フォーサイス原作の映画です。あの「ジャッカルの日」の次に映画化された作品です。
ジャッカルの日は,極右勢力がド・ゴールを狙う物語ですが,「オデッサ・ファイル」は,ナチの残党が戦後ドイツに勢力を拡大しつつ国際的にもアラブと組みイスラエル攻撃を画策することを背景に描かれています。

この映画は,随分前に観たのですが,今朝の日経の日曜版で,「ナチ戦争犯罪人を追え(ガイ・ウォルターズ)」新刊紹介を読んで,もう一度見る気になったのでした(大分忘れていました)。ジョン・ボイト主演1974年作品
ジョン・ボイトといえば「チャンプ」を見ました。
オデッサ・ファイル.jpg


第2次大戦末期,ドイツの敗戦は必至ということを察知したナチスの一部将校たちは国外に逃亡し,ナチ狩りから逃れ,そして,たとえば南米などに安住の地として逃げ,その地で指南役として彼らが保護されたようです。
また,逃亡費用などは虐殺されたユダヤ人の財産を資金源にしたようです。

映画でも,このような事情が描かれています。
今でも,ヨーロッパでは,ネオナチのニュースを耳にしますし,この映画や小説に書かれている状況は底流として存在するのではないでしょうか。

フォーサイスは,この作品の発表に際して何度も脅迫にあったようです。

この休日中,もう1本,「顔のないスパイ(リチャード・ギア主演)」を劇場で観ましたが,つまらない映画でした。
ル・カレやフリーマントルの作品が懐かしい。最早,冷戦の時代ではないので,スパイははやらないのか?


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