ミカラ・ペトリ／バッハ・組曲第２番

バッハの管弦楽組曲第２番，フルートと管弦楽のための曲ですが，フルートに代えてミカラ・ペトリのリコーダーが独奏を受け持っているものです。

私は組曲第２番が大好きで，最初に手にしたのが，５０年近くも前のオーレル・ニコレのフルートとカール・リヒター指揮ミュンヘンバッハ管弦楽団のアルヒーフ盤レコードでした。
名のあるフルート演奏家による同曲のレコード，ＣＤは数知れずでしょう。
ニコレ以外では，エマニュエル・パユのものを好んでいますが，ミカラ・ペトリのリコーダーによる組曲２番も素晴らしいものです。

フルートで吹くべきものをリコーダーで演奏するのですから，音域的にも困難があったようです。
彼女の超絶技巧が冴えわたっており，まったく違和感が感じられません。
このＣＤには，組曲２番のほか，ブランデンブルグ協奏曲２番，三重協奏曲のバッハ作品，テレマンのアルト・リコーダー，弦楽通奏低音のための組曲が収録されていますが，いずれ甲乙つけがたしの演奏です。

朝早く起きた時など，ピッタリのＣＤです。

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