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東京日記<芸術の秋>…その2 [東京日記]

青森は秋らしく,涼しい毎日ですが,東京はまだまだ暑く,少し歩くと汗が滲んできます。
NHK音楽祭2014のために10月2日上京しましたが,渋谷駅から会場のNHKホールまで坂道を歩くと汗です。エアコンの効いたスタバで休憩しました。

デング熱騒ぎで,代々木公園の入り口に注意書きが貼り出されています。
公園の隣のNHkホール前にも,虫よけスプレーが置かれていました。

いよいよコンサートの2曲目,ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」です。
ブルックナーの交響曲と言えば大編成,長時間を要する大曲,そして圧倒的な金管の響きでしょう。
中でも,4番,7番,8番は人気のある曲ですし,私も,CDでしょっちゅう聞いています。
ギュンター・ヴァントとカラヤンの演奏を好んでいますが,今回の演奏はどうでしょうか。
2か月前から期待していました。
Anton_Bruckner.jpg

今回の指揮は,ウィーン生まれのマルティン・ジークハルト,N響初登場です。初めて耳にした名前です。
ロマン派後期のブルックナーの曲は,金管楽器を多く用い,弦楽器群と厚い金管群との分厚い響きが特徴的です。今回の演奏は,[1878/80年,ノバーク版]
一言でいうと,オーストリアで生まれた曲を,オーストリアの指揮者が指揮するとこう響くのだということを示した演奏でした。
M・ジークハルト.jpg

第1楽章,かすかな弦に,夜明け,狩りを思わせる4本のホルンが聞く者を引き込んでいきます。
4楽章とも,圧倒的な金管とティンパニーの強打,時に弦の強奏,ブルックナーの醍醐味がありました。
当夜のコンサートマスターは篠崎史紀氏,トゥッティのときの身体をのけぞらせるほどの渾身の演奏が感動的でした。

演奏が終わると同時に拍手が鳴りやみません。確かに,ブルックナーの曲は大編成ですから,演奏に満足し,大きな拍手になるのですが,今回の演奏会に満足しました。

午後7時開演だから9時ごろ終演かということで,ホール前で息子と待ち合わせていました。
六本木に勤務している息子と,就職後初めての夕食をと考えていました。

9時10分ころ演奏が終わりましたが,拍手が鳴りやみません。やむなく会場から出て息子と合流し,急いで渋谷駅近くの「美登里寿司」にしました。
時間が遅いにも関わらずお客さんが並んでいます。

父との待ち合わせ時間まで仕事をしていたとのこと,任せられている仕事のために汗をかき,苦労している姿を垣間見て,父は安心しました。

寿司は豪華,普段は夕食を食べないという息子も,完食しました。
銀座「久兵衛」でなくとも,いつ食べても寿司は美味しい。
次は,ボーナスが出た後に息子が久兵衛をご馳走してくれるそうです。楽しみにしていましょう。
寿司.JPG

「芸術の秋」はまだ続きます。

追伸 11月2日夜のNHK・eテレを見てください。








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