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バッハ・カンタータ140番(目覚めよと呼ぶ声が聞こえ) [音楽]

粉砂糖のような雪が積もっています。
今日は真冬日の冬至,明日は休日,その翌日はクリスマスです。

信仰心などない私ですが,キリスト教に関連する音楽は大好きです。
今日は午後早い時間に仕事が終わったので,バッハのカンタータを聞いています。
「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」という題名で,合唱曲やオルガンでの編曲を聞いてきましたが,カンタータ140番(BWV140番)の全7曲を最初から聞き通し,感動が止みません。

今日のCDは,カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団,ミュンヘン・バッハ合唱団。加えてソリストが素晴らしい。ソプラノ:エディット・マティス,テノール:ペーター・シュライアー,バス:ディートリッヒ・フィッャー・ディースカウ。1978年録音
バッハ・カンタータ140番.jpg

クリスマスを前に,マタイ伝による言葉は理解できなくとも,第1曲を聞いただけで引き込まれます。
第1曲のコラールは,弦とオーボエが奏で,ソプラノが歌いだします。
第4曲が有名な旋律です。弦が天に広がるように奏で,テノールと絡み合います。
第6曲はバスとソプラノの二重唱とオーボエの明るい競演です。
第7曲終曲,短いけれど躍動し感動的です。

リヒターは,この録音の3年後,1981年2月に54歳で急死しました。
私は,バッハの宗教曲や器楽曲など,リヒターの演奏を好んでいます。
最初に手にしたレコードは,バッハの管弦楽組曲です。
一切装飾なしの彼の演奏は,後に古楽器演奏の台頭によって,演奏スタイルに批判があるようですが,それでよいのです。
マタイ受難曲は,これを超えるものはないと思っています。


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