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チャーリー・パーカー/スウェディッシュ・シュナップス [夜明けのJazz]

師走になりました。
雪が降ったり,雨となったり,天候が不安定な日が続いています。

12月最初の1枚は,チャーリー・パーカーの「スウェディッシュ・シュナップス(Verve)」です。

スウェディッシュ・スナップス.JPG
A面,レッド・ロドニーtp,チャーリー・パーカーas,ジョン・ルイスp,レイ・ブラウンb,ケニー・クラークds1951年8月8日録音
B面,マイルス・デイヴィスtp,チャーリー・パーカーas,ウォルター・ビショップp,テディ・コティックb,マックス・ローチds1951年1月17日録音

1946年7月29日に最悪の体調でダイヤルに吹き込んだ「ラヴァー・マン」のセッションの5年後の録音です。A面とB面では,全く別共演者と演奏しています。
トランペットは両者とも甲乙つけがたしというところでしょうか。ピアノは好みから言えば,B面のウォルター・ビショップ,ドラムはマックス・ローチというところでしょうか。好みで分かれます。

バードのソロは,このLPでも素晴らしい。早いもの,比較的スローなものいずれもバードならではです。
「ラヴァーマン」は,もうろうとした中でのダイアル盤とは違いますが,まごうことなきバードのバラードです。

このLPでは,マイルスのミュートが聞けますが,天才マイルスの若いころの音に触れることができる貴重な録音だと思います。

チャーリー・パーカーのLPでは,異質のジャケットの本盤ですが,この写真はLPタイトルからスウェーデンの城の写真を使用した洒落でしょうか?ジャケット裏面の英語のライナーが読めないので不明です。



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