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バーンスタイン/マーラー交響曲第9番 [音楽]

3月も終盤,仕事の方は尻に火がついたような状態です。
混乱しないように,十分な点検を欠かさず無事乗り越えたいと自戒しながら進めないといけません。

今日は土曜で休日,そのような時にこそ音楽を聞いて心穏やかに過ごしたいものです。

バーンスタイン指揮のマーラーをDVDで見て聞いてきましたが,今日は交響曲第9番です。
完結したマーラーの最後の交響曲です。
バーンスタインにとってマーラーの9番は,とても評価の高いものですが,更に,一期一会のベルリンフィルとの生涯一度だけの演奏もこの9番です。

今回は,ウィーンフィルハーモニー管弦楽団をカラヤンの牙城であるベルリンフィルハーモニーホールで指揮したものです。

バーンスタイン/マーラー9番,大地の歌.jpg1971年3月 ベルリンフィルハーモニーホール レナード・バーンスタイン指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

4楽章のこの曲は第1楽章と第4楽章が27分を超える長大なもので,最後の第4楽章をアダージョで締めくくります。ゆっくり第1楽章が始まりますが,最後のアダージョでクライマックスに至ります。

アダージョは,第5番の第4楽章「アダージェット」を思わせますが,ダイナミックに盛り上がり,そして消え入るように終わります。
マーラーは,「きわめて遅く,そして控えめに」と書いているようですが,バーンスタインの指揮はこの最終楽章で渾身の音楽を作ります。

マーラーには未完の交響曲第10番がありますが,マーラーの手になる楽章は,くしくも「アダージョ」です。次回はその交響曲第10番にします。


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