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ジョン・コルトレーン/ザ・ロスト・アルバム [夜明けのJazz]

思い出したように夜明けのJazzです。

コルトレーン/ザ・ロスト・アルバム.jpg

一般紙もにぎわせた,ジョン・コルトレーンの未発表録音の話題に驚きましたが,しかも,その録音時期が,名盤「ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン」の録音の前日だというのです。
コルトレーン不動の四重奏団のインパルス・レーベル真っただ中の録音です。

この録音が,録音から50年以上も経て,なぜ日の目を見たのか。非常に興味深いところです。
その辺の事情は,CDの解説(日本語訳もついています。)にもありますが,細かいことは省略して,インパルスによる録音時に,マスターテープのほかにヴァン・ゲルダーからコルトレーン用にモノラルのテープが渡されたようで,そのテープを所持していた遺族の関係者がオークションに出品したもののようです。
肝心のマスターテープは,レコード会社が廃棄したようですが,そうだとすれば,このモノラルテープこそがその日の録音を伝える唯一の音源ということになります。
それが今回のCD音源になったのだということのようです。

ナット・キング・コールで知っている「ネイチャー・ボーイ」や「ヴィリア」のバラード,コルトレーンのアルバム・タイトルにもある「インプレッション」,マイルスの曲かと思わせる「スロー・ブルース」,「アンタイトルド・オリジナル」2曲など,モノラルですが,ヴァン・ゲルダーの録音ですから,しっかりした音で,絶頂期のコルトレーンのJazzを楽しめます。



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