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ビリー・ホリデイ/レディ・イン・サテン [夜明けのJazz]

今日で3月は終わり,明日からは新年度が始まります。
当ブログの「夜明けのJazz」は,今回でとりあえず終わりにいたします。
調べてみると前回で108回,ちょうどよかったのかなと思いますが,私にとって最後の1枚として是非かけなければいけないLPがあります。
それが今朝の1枚,ビリー・ホリデイの「レディ・イン・サテン」です。

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1958年2月18,19&20日,米コロンビア録音,ビリー・ホリデイvo,レイ・エリスarr&orch

1930年代半ばから活躍した彼女ですが,50年代に残した録音に聞く声はかつての潤いはなく,一部からは酷評されるようになりました。
そのような最晩年期の録音ですが,美しい声,歌唱を超越し聞く者を感動させる力があります。

レイ・エリスの編曲・指揮によるオーケストラは美しく,編曲とはこのようなものかと感じさせます。
J.J.ジョンソンのトロンボーンがバップ時代を超越した優美なバラードを奏でます。

この録音の翌年,1959年7月17日44歳で亡くなります。
ちなみに,この年の3月15日にレスター・ヤングが亡くなっています。

約2年,私の保有するLPから,私の独断による選別でジャズを聞いてレポートを書いてきました。
ジャケットのギャラリーのようなものでしたが,ある意味,好みのジャケットによる選別だったかもしれません。
LPを整理し,さらに保有LPを紹介するかもしれません。その時までしばらくお休みします。
お付き合いくださりありがとうございました。












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