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ソニー・ロリンズ/アルフィー [夜明けのJazz]

昨日は立春,昨夜から寒波が強くなり,冬に逆戻りです。

前回は,ソニーロリンズのインパルス第一弾「オン・インパルス」を取り上げましたが,今朝の一枚は「アルフィー」です。若いころ,アルフィーのテーマが気に入ってよく聞いたものでした。

このアルバムは,英国を舞台にしたアメリカ映画「アルフィー」の音楽をソニー・ロリンズが手掛けたもので,オリジナルのサウンドトラックではなく,アメリカの強力ジャズメンによるスタジオ録音です。

ソニー・ロリンズ/アルフィー.JPG
ソニー・ロリンズts,フィル・ウッズas,ロバート・アシュトンts,ダニー・バンクbs,J・J・ジョンソンtb,ジミー・クリーヴランドtb,フランキー・ダンロップds,ウォルター・ブッカーb,ロジャー・ケラウェイp,ケニー・バレルg,オリバー・ネルソンas&arr.cond  1966年1月26日インパルス録音

ジャズメンによる映画のための音楽は,マイルス・デイヴィスの「死刑台のエレベーター」やデューク・ジョーダンの「危険な関係」など多数ありますが,ロリンズにとっては初めてでした。
録音に参加したメンバーを挙げましたが,中でも,編曲とアルト・サックスそして指揮をオリバー・ネルソンが担当するという,最強の布陣を敷いているという点でも力の入れ様がわかります。

洒落たハーモニーといつもながらのロリンズの豪放なテナーサックスがこのアルバムから聞かれますし,ケニー・バレルのギターが生きています。

元祖「アルフィー」です。日本の「~アルフィー」ではありません。
映画は,カンヌで審査員特別賞を受けています。





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