デクスター・ゴードン/デクスター・ブロウズ・ホット・アンド・クール [夜明けのJazz]
今日で1月は終わり,明日から2月。
来週は節分そして立春です。夜明けも早くなります。
今朝の1枚は,前回のカーリン・クローグとのLPでテナー・サックスを吹いていた,デクスター・ゴードンの「ブロウズ・ホット・アンド・クール」です。
1955年11月11,12日ロサンゼルス録音,DOOTONE原盤
ジミー・ロビンソンtp,デクスター・ゴードンts,カール・パーキンスp,リロイ・ヴィネガーb,チャック・トンプソンds
このLPをどういういきさつで購入したか定かではありませんが,ジャケットがほとんど黒で,テナーを持つゴードンの姿と口から吐き出されるたばこの白煙が印象的です。
黒いジャケットが印象的で購入したのかもしれません。
デクスター・ゴードンは,若いころの重要な時期を薬で台無しにし,その後復帰して,ヨーロッパに拠点を移すのですが,本盤は,それ以前,数少ない50年代のLPです。
復帰後のゴードンの演奏は,独特のリズム感の彼特有のものが多い中で,このLPではハード・バップ全盛期,タイトルどおりバリバリ吹きまくっています。
ピアノのカール・パーキンスが名演です。
デクスター・ゴードンは映画「ラウンド・ミドナイト」で主演(バド・パウエルがモデル)したのであの姿を覚えている方も多いかもしれません。
30年くらい前でしょうか,青森市でビル・エヴァンスのコンサートがあり,そのステージにデクスター・ゴードンが突然現れ,延々とテナーを吹いたのをこの目で見ています。酔っぱらっていたように思いました。
来週は節分そして立春です。夜明けも早くなります。
今朝の1枚は,前回のカーリン・クローグとのLPでテナー・サックスを吹いていた,デクスター・ゴードンの「ブロウズ・ホット・アンド・クール」です。
1955年11月11,12日ロサンゼルス録音,DOOTONE原盤
ジミー・ロビンソンtp,デクスター・ゴードンts,カール・パーキンスp,リロイ・ヴィネガーb,チャック・トンプソンds
このLPをどういういきさつで購入したか定かではありませんが,ジャケットがほとんど黒で,テナーを持つゴードンの姿と口から吐き出されるたばこの白煙が印象的です。
黒いジャケットが印象的で購入したのかもしれません。
デクスター・ゴードンは,若いころの重要な時期を薬で台無しにし,その後復帰して,ヨーロッパに拠点を移すのですが,本盤は,それ以前,数少ない50年代のLPです。
復帰後のゴードンの演奏は,独特のリズム感の彼特有のものが多い中で,このLPではハード・バップ全盛期,タイトルどおりバリバリ吹きまくっています。
ピアノのカール・パーキンスが名演です。
デクスター・ゴードンは映画「ラウンド・ミドナイト」で主演(バド・パウエルがモデル)したのであの姿を覚えている方も多いかもしれません。
30年くらい前でしょうか,青森市でビル・エヴァンスのコンサートがあり,そのステージにデクスター・ゴードンが突然現れ,延々とテナーを吹いたのをこの目で見ています。酔っぱらっていたように思いました。
カーリン・クローグ&デクスター・ゴードン/ブルース&バラード [夜明けのJazz]
朝の寝起きが悪いので,「夜明けのjazz」ならぬ「午後のjazz」になってしまいました。
夜明けが早くなれば,朝のうちに記事が書けるのにと思っています。2月になれば,もう少し早く夜が明け,朝食前に書けると思っています?
今日の1枚は,ヨーロッパのメンバーに,当時,アメリカからヨーロッパに拠点を移していた大物ジャズメンの共演です。
「ブルース&バラード」1970.5.10録音
カーリン・クローグ(vo),デクスター・ゴードン(ts,vo),ケニー・ドリュー(p,org),ニールス・ペデルセン(b),エスペン・ラッド(ds)
ノルウェー出身のカーリン・クローグと名テナー,デクスター・ゴードンの共演です。
ビリー・ホリデイとレスター・ヤングを連想させる女性ヴォーカルとテナーサックスの共演ですが,レスター・ヤングとは異なり,豪放なデクスター・ゴードンが吹きまくります。
カーリン・クローグはデクスター・ゴードンと呼吸ぴったり,素晴らしいヴォーカル録音です。
中でも,セロニアス・モンクのブルー・モンクが面白い。
そして,B面1曲目「ジェリー・ジェリー」では,カーリン・クローグとデクスター・ゴードンのヴォーカル・デュオを聞くことができます。
ケニー・ドリューのピアノ,ニールス・ペデルセンのベースはさすがですが,ゴードンのテナーは他に追随を許さないゴードン節が聞けます。
夜明けが早くなれば,朝のうちに記事が書けるのにと思っています。2月になれば,もう少し早く夜が明け,朝食前に書けると思っています?
今日の1枚は,ヨーロッパのメンバーに,当時,アメリカからヨーロッパに拠点を移していた大物ジャズメンの共演です。
「ブルース&バラード」1970.5.10録音
カーリン・クローグ(vo),デクスター・ゴードン(ts,vo),ケニー・ドリュー(p,org),ニールス・ペデルセン(b),エスペン・ラッド(ds)
ノルウェー出身のカーリン・クローグと名テナー,デクスター・ゴードンの共演です。
ビリー・ホリデイとレスター・ヤングを連想させる女性ヴォーカルとテナーサックスの共演ですが,レスター・ヤングとは異なり,豪放なデクスター・ゴードンが吹きまくります。
カーリン・クローグはデクスター・ゴードンと呼吸ぴったり,素晴らしいヴォーカル録音です。
中でも,セロニアス・モンクのブルー・モンクが面白い。
そして,B面1曲目「ジェリー・ジェリー」では,カーリン・クローグとデクスター・ゴードンのヴォーカル・デュオを聞くことができます。
ケニー・ドリューのピアノ,ニールス・ペデルセンのベースはさすがですが,ゴードンのテナーは他に追随を許さないゴードン節が聞けます。
はた善2019.1.23 [食]
寒波襲来,大寒ですからね,23日夕方から雪になりました。
昨年末からmidoriさんの青森出張が予定されていましたから,K氏,KT氏が加わって,4人で「はた善」を予定しておりました。
皆さんmidoriさんとはよく知っている方々で,midoriさんも楽しみにしておりました。
予想通り話が弾みましたが,まずは,はた善のお料理のラインナップ
突き出し
鱈白子,ワカサギ南蛮漬け,蛸ボッチのおろし和え,ツブ貝の煮物
鮟鱇鍋
青森県の冬の鍋ものは,真鱈か鮟鱇です。
今回は鮟鱇にしました。県内どこの漁港でも水揚げがありますが,特に,下北半島風間浦村では,「鮟鱇の雪中切り」に力を入れています。風間浦は,本鮪の大ブランド大間の一つ手前の村です。
鮟鱇は捨てるところない魚で,皮も軟骨も鰭も食べられます。味噌味で,あん肝の味が絶妙です。
お造り
本鮪,寒ブリ,ホウボウ,蛸
本鮪の色合いに引き寄せられ,ブリも脂の乗りが良い今の時期ならではのもの,白身のホウボウと蛸,これに青竹筒の日本酒,合わない筈はありません。
焼き物
トウモロコシ(嶽キミ),真鯛の粕漬,真鱈の白子(タツ)の焼き物
真鯛の粕漬は,酒粕の風味がありふんわり柔らかい。真鱈の白子の焼き物は家庭ではお目にかからないものですが,プロの技が生きています。
締めは,ホタテ雑炊。ホタテの貝柱が入った,これも家庭ではお目にかからない一品です。
シジミ汁,お漬物と一緒にいただきました。
日本酒は,何種類飲んだか,定かではありませんが,「田酒」,「稲村屋」,「磯自慢」,ほかにもう一種類のんだかな?
懐かしい顔ぶれですから,話が弾みました。
このような,会食が一番です。
「はた善」を出て,ウィスキーを少しということになりました。
最近,ちょっと立ち寄るjazzバー「ピア」で,パラゴンから流れるジャズを聞きながら,それぞれ好みのものをいただきました。
マスターのウンチクを聞きながらの,ペギー・リーの「ブラック・コーヒー」は良かったです。
外は吹雪。最近,midoriさんが青森に来る日は荒天です。それももう少し,10日ほどで立春,寒が明けます。
昨年末からmidoriさんの青森出張が予定されていましたから,K氏,KT氏が加わって,4人で「はた善」を予定しておりました。
皆さんmidoriさんとはよく知っている方々で,midoriさんも楽しみにしておりました。
予想通り話が弾みましたが,まずは,はた善のお料理のラインナップ
突き出し
鱈白子,ワカサギ南蛮漬け,蛸ボッチのおろし和え,ツブ貝の煮物
鮟鱇鍋
青森県の冬の鍋ものは,真鱈か鮟鱇です。
今回は鮟鱇にしました。県内どこの漁港でも水揚げがありますが,特に,下北半島風間浦村では,「鮟鱇の雪中切り」に力を入れています。風間浦は,本鮪の大ブランド大間の一つ手前の村です。
鮟鱇は捨てるところない魚で,皮も軟骨も鰭も食べられます。味噌味で,あん肝の味が絶妙です。
お造り
本鮪,寒ブリ,ホウボウ,蛸
本鮪の色合いに引き寄せられ,ブリも脂の乗りが良い今の時期ならではのもの,白身のホウボウと蛸,これに青竹筒の日本酒,合わない筈はありません。
焼き物
トウモロコシ(嶽キミ),真鯛の粕漬,真鱈の白子(タツ)の焼き物
真鯛の粕漬は,酒粕の風味がありふんわり柔らかい。真鱈の白子の焼き物は家庭ではお目にかからないものですが,プロの技が生きています。
締めは,ホタテ雑炊。ホタテの貝柱が入った,これも家庭ではお目にかからない一品です。
シジミ汁,お漬物と一緒にいただきました。
日本酒は,何種類飲んだか,定かではありませんが,「田酒」,「稲村屋」,「磯自慢」,ほかにもう一種類のんだかな?
懐かしい顔ぶれですから,話が弾みました。
このような,会食が一番です。
「はた善」を出て,ウィスキーを少しということになりました。
最近,ちょっと立ち寄るjazzバー「ピア」で,パラゴンから流れるジャズを聞きながら,それぞれ好みのものをいただきました。
マスターのウンチクを聞きながらの,ペギー・リーの「ブラック・コーヒー」は良かったです。
外は吹雪。最近,midoriさんが青森に来る日は荒天です。それももう少し,10日ほどで立春,寒が明けます。
大寒 [花]
武満徹/ノヴェンバー・ステップス [音楽]
しばらく暖かったのに,冬型気圧配置のせいで,日中の最高気温0度と寒い日でした。
午後3時ころで仕事を片付け,武満徹のノヴェンバー・ステップスを聞いています。
1967年,1969年,「ノヴェンバーステップス」尺八:横山勝也,琵琶:鶴田錦史,「アステリズム~ピアノと管弦楽ための」ピアノ:高橋悠治,小澤征爾指揮トロント交響楽団
「収録曲」 1.ノヴェンバー・ステップス 2.アステリズム~ピアノと管弦楽ための 3.グリーン 4.弦楽のためのレクイエム 5.地平線のドーリア
この曲を初めて聞いたとき,鶴田錦史の琵琶と横山勝也の尺八にノックアウトされた記憶があります。
その後,他の演奏者によるCDも出ていますが,この二人がいなければ武満徹のこの曲が世界に知れ渡ることがなかったでしょう。
そのようなことから,私は,この演奏をベストだと考えています。
作曲者武満徹は,このCDのライナーに「ノヴェンバー・ステップス」について,と題して書いています。その中で,「尺八の名人が,その演奏ののうえで望む至上の音は,風が古びた竹藪を吹きぬけていくときに鳴らす音であるということを,あなたは知っていますか?」と言っています。
そのような思いでこの曲を作ったのでしょう。
この曲によって,尺八も琵琶も,世界に知られるようになったのではないでしょうか。
他の3曲も必聴の演奏です。
2曲目の高橋悠治のピアノも圧巻です。
午後3時ころで仕事を片付け,武満徹のノヴェンバー・ステップスを聞いています。
1967年,1969年,「ノヴェンバーステップス」尺八:横山勝也,琵琶:鶴田錦史,「アステリズム~ピアノと管弦楽ための」ピアノ:高橋悠治,小澤征爾指揮トロント交響楽団
「収録曲」 1.ノヴェンバー・ステップス 2.アステリズム~ピアノと管弦楽ための 3.グリーン 4.弦楽のためのレクイエム 5.地平線のドーリア
この曲を初めて聞いたとき,鶴田錦史の琵琶と横山勝也の尺八にノックアウトされた記憶があります。
その後,他の演奏者によるCDも出ていますが,この二人がいなければ武満徹のこの曲が世界に知れ渡ることがなかったでしょう。
そのようなことから,私は,この演奏をベストだと考えています。
作曲者武満徹は,このCDのライナーに「ノヴェンバー・ステップス」について,と題して書いています。その中で,「尺八の名人が,その演奏ののうえで望む至上の音は,風が古びた竹藪を吹きぬけていくときに鳴らす音であるということを,あなたは知っていますか?」と言っています。
そのような思いでこの曲を作ったのでしょう。
この曲によって,尺八も琵琶も,世界に知られるようになったのではないでしょうか。
他の3曲も必聴の演奏です。
2曲目の高橋悠治のピアノも圧巻です。
ヘルベルト・フォン・カラヤン/ブラームス・交響曲第1番 [音楽]
成人の日の三連休2日目,雪は小休止状態の青森市です。
前回,クライバーのブラームス4番を聞きましたが,今朝はカラヤンの1番にしました。
ブラームスの1番といえばミュンシュ・パリ管が有名ですが,今回はカラヤンにしました。
カラヤンはブラームス1番が特にお気に入りだったのではないかと言われています。
初めてN響を指揮した時,ベルリンフィルを伴って日本公演をした時,節目の演奏会ではブラームスの1番を演奏しています。
今朝のCDは,1988年5月5日サントリーホールのライヴ録音でNHKがFM放送のためにディジタル録音したものです。
当日のプログラムは,モーツァルトの交響曲第39番,そしてブラームスの1番でした。
私はモーツァルトの後期交響曲の中でも39番が好みです。ベートーヴェンの交響曲の雰囲気があると言いましょうか,むしろベートーヴェンがモーツァルトの雰囲気を帯びているのでしょう。
ゆったりとしたテンポでベルリンフィルの豊かな響きが鳴り渡ります。
そしてブラームスの1番です。この曲は,曲の出だしでティンパニーが活躍します。例えばフルトヴェングラーの演奏など顕著です。
カラヤンのこの演奏会では,オーケストラの総体が鳴っているので,ティンパニーが個別に活躍しているという印象は受けません。
ゆったりと,てらいのないブラームスを,聴衆はカラヤンとの別れと感じ取ったと思います。
演奏終了後の拍手,歓声からも伝わってくる気がします。
最近,カラヤンの晩年のライヴ録音をよく聞いていますが,このCDもそのとおりで,9回目の日本公演最終日の記録です。
この公演の1年2か月後,カラヤンはこの世を去ります。
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ブラームスの1番といえばミュンシュ・パリ管が有名ですが,今回はカラヤンにしました。
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初めてN響を指揮した時,ベルリンフィルを伴って日本公演をした時,節目の演奏会ではブラームスの1番を演奏しています。
今朝のCDは,1988年5月5日サントリーホールのライヴ録音でNHKがFM放送のためにディジタル録音したものです。
当日のプログラムは,モーツァルトの交響曲第39番,そしてブラームスの1番でした。
私はモーツァルトの後期交響曲の中でも39番が好みです。ベートーヴェンの交響曲の雰囲気があると言いましょうか,むしろベートーヴェンがモーツァルトの雰囲気を帯びているのでしょう。
ゆったりとしたテンポでベルリンフィルの豊かな響きが鳴り渡ります。
そしてブラームスの1番です。この曲は,曲の出だしでティンパニーが活躍します。例えばフルトヴェングラーの演奏など顕著です。
カラヤンのこの演奏会では,オーケストラの総体が鳴っているので,ティンパニーが個別に活躍しているという印象は受けません。
ゆったりと,てらいのないブラームスを,聴衆はカラヤンとの別れと感じ取ったと思います。
演奏終了後の拍手,歓声からも伝わってくる気がします。
最近,カラヤンの晩年のライヴ録音をよく聞いていますが,このCDもそのとおりで,9回目の日本公演最終日の記録です。
この公演の1年2か月後,カラヤンはこの世を去ります。
カルロス・クライバー/ブラームス交響曲第4番 [音楽]
正月ボケからようやく平静に戻り,仕事も動き出しました。
大雪の中,今朝はブラームスの交響曲第4番を聞いています。
カルロス・クライバーが2004年亡くなった時の追悼盤です。
シューベルトの「未完成」,ワグナーの「トリスタンとイゾルデ」とともに入っているもので,オーケストラはウィーン・フィルです。
ブラームスのほかの「未完成」「トリスタン」もなかなか良いのでお勧めです。
暮れに,ワルターの2番を紹介しましたが,今回は4番です。
ブラームスというと人気は1番でしょうが,私は4番も大好きです。
1番が男性的だとすると4番は抒情性豊かで少し女性的でしょうか。
クライバーのベートーヴェン4,7番の熱狂も魅力ありますが,ブラームス4番も美しい。
私の正月明けはブラームス4番からです。
大雪の中,今朝はブラームスの交響曲第4番を聞いています。
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1番が男性的だとすると4番は抒情性豊かで少し女性的でしょうか。
クライバーのベートーヴェン4,7番の熱狂も魅力ありますが,ブラームス4番も美しい。
私の正月明けはブラームス4番からです。