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グダリ沼と田代平湿原 ブログトップ
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田代平湿原2021.6.2 [グダリ沼と田代平湿原]

週の真ん中でしたが,仕事に区切りがついたので,午後,八甲田山中「田代平湿原」に出かけました。例年,5月下旬に出かけるのですが,今年は少し遅くの出だしだったので「ショウジョウバカマ」に間に合わないか心配でした。

田代平湿原は,新田次郎の「八甲田山死の彷徨」の舞台となった田代平にある高層湿原で,多数の池塘が点在します。

ヒメシャクナゲ 湿原を代表する春の花です。湿原を訪れるとショウジョウバカマの次に咲く,小さなおちょぼ口。

ヒメシャクナゲ1.JPGヒメシャクナゲ2.JPGヒメシャクナゲ3.JPG

チングルマ 田代平湿原には大きな群落はありませんが,毎年少し見ることができます。
このように小さいけれどチングルマは木です。

チングルマ.JPG

やっぱりショウジョウバカマは花の時期を過ぎていました。ショウジョウバカマは田代平湿原の春の幕開けの花ですが,間に合わず残念でした。花の後の姿です。

ショウジョウバカマ.JPG

湿原を後にして車に帰る道端には,ズダヤクシュが見えました。ヤクシュとは薬種,古来喘息の薬らしい。

ズダヤクシュ1.JPGズダヤクシュ2.JPG

ズダヤクシュのすぐそばのホウチャクソウ
眺望山のホウチャクソウを紹介しましたが,田代平湿原のものは丈が低い。毎年,湿原に向かう途中目にすることができます。

ホウチャクソウ.JPG

ウワミズザクラ 山に咲くこの桜は花の塊です。湿原のアプローチにある一本の桜です。

ウワミズザクラ1.JPGウワミズザクラ2.JPG

その年により,山に咲く花の状況が随分異なります。今年は開花の時期が早い。
温暖化の影響か。ショウジョウバカマはやけに早かったし,ヒメシャクナゲは花が少ないような気がします。

湿原の帰りに立ち寄る銅像茶屋裏の花が見えません。いつも楽しみにしているサンカヨウもありません。今頃はいくつもの花が迎えてくれるのに姿がありません。

平日の午後,今年最初の八甲田,晴れた空の下,ひと歩きしました。
今日は,朝から仕事です。


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キノコ2020.9.29 [グダリ沼と田代平湿原]

降水率0%,秋晴れです。
予定の仕事もなく,午前中に八甲田・グダリ沼に行くことにしました。

毎年10月1日前後,グダリ沼の黒松林でアミタケが採れるのです。
不思議なもので,どういうわけか暑さや降水量に関わりなくキノコが出るのです。
1週間前には出ていなかったのに,今日は出ていました。

アミタケ1.JPG
アミタケ2.JPG
アミタケ3.JPG

イグチとも言いますが,高級なキノコではありません。シャキシャキして,我が家では愛好しています。
ほんの少しの場所で1.5キロほど収穫しました。
味噌汁か,鶏肉入りのキノコ鍋か,小さく切って佃煮風か,キノコの季節になりました。

まわりは,ノコンギクがいっぱいです。

ノコンギク.JPG

いよいよキノコ本番です。


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グダリ沼2020.9.23 [グダリ沼と田代平湿原]

4連休第4日,好天に誘われ,久しぶりに八甲田山中「グダリ沼」に出かけました。
暑さを避けるため,7,8月は,グダリ沼から遠ざかっていたのでした。
私が,山歩きと山野草に目覚めるきっかけは,このグダリ沼でした。

八甲田山中「田代平」の十和田湖寄りにあります。
八甲田の伏流水が湧出し,堤川に合流して陸奥湾に流下します。
その伏流水湧出地がグダリ沼で,沼ではなく川です。一帯は牧草地で昔は牛馬が放牧されていました。

ススキと八甲田
十五夜間近かな?高原はススキとアザミ,山もそろそろ冬枯れです。

ススキ.JPG

グダリ沼
すぐ上流が水源で,絶えず伏流水が流れています。水中に梅花藻が生育しているのですが,花はもう見えません。まもなく,周りは紅葉です。

グダリ沼.JPG

ノコンギク
山道はどこにでも咲いているキク科の花です。秋が深まるにつれ紫の色が濃くなります。

ノコンギク1.JPGノコンギク2.JPG

ヤマハハコ
哀しげな名です。ウスユキソウに似ているかな?

ヤマハハコ.JPG

フジバカマ
我が家では,裏庭に山の黒土を入れたため,そのせいかヨツバヒヨドリが生えていますが,一見よく似ています。

ヨツバヒヨドリ「.JPG

アキノキリンソウと赤の実
黄色と赤,花が少ない今頃の季節,山を彩っています。小さく熟した赤い実,冬の前のひと頑張り。

アキノキリンソウ.JPG秋の実.JPG

来週は10月,山歩きには最適の季節です。







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田代平湿原2020.8.10 [グダリ沼と田代平湿原]

山の日,所在なく自宅にいるよりは祝日にかなうように八甲田山中「田代平湿原」に出かけました。青森市の最高気温33℃,湿原到着時24℃でした。
そろそろ,サワギキョウやコオニユリは咲いているかな?トンボソウは見えるかな?と期待していました。

コオニユリはオニユリとどう違うのか?と疑問に思い調べてみると,コオニユリにはムカゴがないとのこと,なるほどその通りです。今日は曇っていましたが,青い空をバックにコオニユリが映えます。

コオニユリ1.JPGコオニユリ2.JPG

湿原一帯,ウメバチソウの白い花。この花は7月から10月まで咲いています。

ウメバチソウ2.JPGウメバチソウ1.JPG

真夏の湿原の濃い紫の一つ,サワギキョウが咲き始めました。濃い花がダンスを踊っているよう。

サワギキョウ.JPG

もう一つの濃い紫はタチギボウシです。アキアカネが朱に染まるのは間近です。

アキアカネ.JPG

ナガボノシロワレモコウ 白いワレモコウです。湿原にはたくさん風になびいています。

ナガボノシロワレモコウ1.JPGナガボノシロワレモコウ2.JPG

もうすぐお盆です。
湿原も涼しい風が吹き始めるか。


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田代平湿原2020.5.29 [グダリ沼と田代平湿原]

今日は仕事の予約なし。天気も上々,八甲田山中「田代平湿原」に行くことに。
例年5月下旬,田代平湿原への遊歩道に橋が架けられ,湿原の立ち入りができることになります。
今年は25日(月)に架けられたようです。

この日を待って,およそ6か月ぶりの湿原を歩きました。

八甲田の残雪も少なくなりました。

八甲田1.JPG八甲田2.JPG

山中は桜満開です。
ミネザクラ
ミネザクラ1.JPGミネザクラ2.JPG

風に揺れたワタスゲの綿毛が湿原の訪問を招いています。

ワタスゲ.JPG

久しぶりの湿原の目当て一番手はショウジョウバカマです。

ショウジョウバカマ1.JPG
ショウジョウバカマ2.JPG
ショウジョウバカマ3.JPG
ショウジョウバカマ4.JPG
湿原の春の訪れにワクワクしていました。この後の主役はヒメシャクナゲですが,釣鐘型の小さなおちょぼ口,一週間もすれば咲き始めるかもしれません。ところどころにヒメシャクナゲの固い蕾が見えています。

チングルマ 田代平湿原では,大きな群落はありませんが,少しは見ることができます。

チングルマ.JPG

眺望山では花が終わっていますが,標高の高い田代平湿原は,今が延齢草の開花期です。

エンレイソウ.JPG

今度来るときは,ヒメシャクナゲ,ホウチャクソウ,ズダヤクシュなどが見られるでしょう。
田代平湿原は,春から夏に,次から次へと湿原の花が移り変わります。


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オクトリカブト2019.9.15 [グダリ沼と田代平湿原]

今日は三連休の中日です。明日は「敬老の日」だそうで,それで三連休。そろそろ敬老会のお呼びがかかるかもしれません。しかし,その心準備はまだです。

昨日14日は,仙台のmidoriさんご一家が青森までお出でになりました。
二番目のお子さんの「小学生吹奏楽コンクール東北大会」のために,ご家族全員で青森にお出でになったのでした。

私も招待されて会場に出かけましたが,小学生の吹奏楽は初めての体験でした。
吹奏楽と言えば,昔,中学校,高校のブラスバンドでしか知らない世代です。
高度な演奏に,ただただ驚くばかりでした。みごと金賞でした。

三連休2日目の今日は,しばらく出かけていなかった,八甲田山中「グダリ沼」に行くことにしました。グダリ沼の気温20℃,気温も花もすっかり秋の気配です。

最初に目についたのは,濃い紫のオクトリカブト
根に毒を持つ植物ですが,濃い紫の花は魅力があります。秋一番の色合いでしょう。
いつも書いていますが,悪女の深情けの魅力でしょうか。
グダリ沼に向かって1枚,帰りに1枚。

オクトリカブト1.JPGオクトリカブト2.JPG

アキアカネももう山を下りるでしょうか。アザミにはアキアカネが舞っています。

アザミにトンボ.JPG

流れの近くは,オオバセンキュウ,アキノキリンソウ,アザミなど。

オオバセンキュウ.JPGアキノキリンソウ,アザミ.JPG

流れのほとりのハンゴンソウ

ハンゴンソウ.JPG

秋が深まれば,ノコンギクの色が増します。

ノコンギク.JPG

間もなく八甲田の紅葉,そして冬枯れです。



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ウメバチソウ2019.9.8 [グダリ沼と田代平湿原]

9月というのにまだ真夏です。青森の最高気温33℃の予報でした。
山は涼しいだろうと思い,9時過ぎに八甲田山中,田代平湿原に出かけました。
山中というのに27℃,カンカン照りの中,この暑さでは,湿原を歩く人影は見えませんでした。

湿原は,ウメバチソウの最盛期,いたるところ緑の中に星のような白い点々,ウメバチソウは9月いっぱい見られます。

ウメバチソウ4.JPG
ウメバチソウ1.JPG
ウメバチソウ2.JPG
ウメバチソウ3.JPG

ウメバチソウと同じころ見え始めたナガボノシロワレモコウ,まだまだ咲きます。

ナガボノシロワレモコウ.JPG

サワギキョウは終期を迎えています。この濃い紫に会えなくなると寂しくなります。
ほんの2,3本咲き残っていました。

サワギキョウ.JPG

汗だくで木道を歩き,木製のベンチに腰掛けて冷たい水,向かいの池塘にはスイレンがあります。
これだけ見ていると涼しげですが,汗がしたたり落ちます。

スイレン1.JPGスイレン2.JPG

もうこのへんで真夏とはおさらばしたいです。まだだめかな?


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ウメバチソウとサワギキョウ2019.8.20 [グダリ沼と田代平湿原]

今日は暑さが一段落し,雨が降るという予報でした。
朝のうちにあさっての仕事の準備をし,昼前に八甲田山中「田代平湿原」に出かけました。
そう,ウメバチソウとサワギキョウを見ることが目的でした。

下界は26度,湿原入り口は20度でした。パラついていた雨もやみ,強い日差しもなく,絶好の写真日和でした。

ウメバチソウが湿原の至る所に咲いています。この花は湿原の夏から秋までのシーズン見ることができます。ウメバチソウを見ていただきましょう。

ウメバチソウ1.JPGウメバチソウ2.JPG

ウメバチソウが咲き始めると,あとを追うようにサワギキョウが咲きます。
ウメバチソウは白く可憐な花,サワギキョウは濃い紫の妖艶ともいえましょうか,一人踊っている姿を連想します。大好きな花です。

サワギキョウ2.JPGサワギキョウ1.JPGサワギキョウ3.JPG

こちらも紫,タチギボウシです。サワギキョウほど濃くありませんが,里のギボウシよりは色が濃い。ウメバチソウの中で咲いています。

タチギボウシ.JPG

ナガボノシロワレモコウ(長穂白吾亦紅) 小さな花の集まりです。吾亦紅の仲間だそうですが,青森で吾亦紅は見かけません。

ナガボノシロワレモコウ.JPG

湿原の方々にネジバナが咲いています。蘭の仲間ですが,庭に植えてもいつの間にかなくなっています。面白い姿です。

ネジバナ.JPG

平日,仕事を一時休んで湿原を歩いて涼に浸る。暑い夏を乗り切る最高の幸せです。
暑さももう少しか。

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カキラン2019.7.21 [グダリ沼と田代平湿原]

夏の暑さがやってきました。
久しぶりに昨日土曜はのんびりしていたので,日曜の今日は,八甲田山中,田代平湿原に出かけました。

一週間前は,ヤマセが強く霧雨の中,田代平湿原はびしょぬれで狙っていたカキランには会えずじまいでした。
今日こそはと意気込んで臨みました。

先週まで見えていたトキソウはなく,キンコウカが多くみられるようになりました。田代平湿原も夏到来です。
カキランの姿が見えました。カキランは,ここ田代平湿原の代表選手です。

カキラン2.JPGカキラン1.JPG

左キンコウカ,右カキラン
キンコウカとカキラン.JPG

田代平湿原の濃紺の花と言えば,タチギボウシとサワギキョウですが,タチギボウシが見え始めました。暑くなると,タチギボウシとこれからサワギキョウが咲き始めます。

タチギボウシ.JPG

白い小さな5弁の花,モウセンゴケです。コケと名付けられていますが,食虫植物です。
小さくてかわいい。

モウセンゴケ.JPG

田代平湿原には池塘がたくさんありますが,近くの開拓農家が植えたスイレンが花をつけています。スイレンのそばに黒く細長い茎が見えますが,フトイです。太いイ草の意でしょう。池塘にはたくさん生えています。

スイレン.JPG

カキランは咲き始めです。これからたくさん咲くでしょう。
また来ます。


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田代平湿原2019.7.7 [グダリ沼と田代平湿原]

今日は七夕,今年も半分過ぎたのですね。
昨日土曜は,眺望山トレッキング,いつも頂上でお会いしていた鉄人は,運転免許を返上したというので山には来ていませんでした。
一人だけでコーヒータイムというのも気が進まず,そそくさと山を下りました。
考えてみれば,眺望山トレッキングを始めた当初は,一人でコーヒーを沸かしていたのだから,そのうちに始めることになるでしょう。

さて一夜明けて,今日は七夕,八甲田山中「田代平湿原」に出かけて,夏の高山植物を見ることにしました。里は24,5度,湿原入り口は16度,霧が流れていました。

霧が流れて,湿原の植物には水滴,雨は写真日和とは先輩のお話ですが,良い日に来ました。トキソウ(朱鷺草)の季節がやってきました。

トキソウ1.JPGトキソウ2.JPG
トキソウ3.JPG

トキソウの隣のサワラン(沢蘭)

サワラン.JPG

木道の行く手にニッコウキスゲがまだ残っていました。

ニッコウキスゲ.JPG

これからの湿原は,夏の植物の季節です。あと10日もすればカキラン(柿蘭)が咲き始めるでしょう。楽しみです。


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