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レナード・バーンスタイン/マーラー・交響曲第1番「巨人」 [音楽]

しばらく降雪がなかった青森は,また冬型の気圧配置になり,10㎝未満の降雪がありました。
明日にかけて雪も風も強まるらしく,若干身構えています。
寒の最中,仕方がないか。

自宅では,仕事が終わった後マーラーを聞いています。

辛口評論家の宇野功芳氏は,「マーラーの交響曲のCDはワルターかバーンスタインを選べばほぼ間違いがない。」と述べていますが,私は,バーンスタインのマーラー交響曲全集を,CBSとグラモフォンの2つを持っています。CBSは,ニューヨーク・フィルハーモニックを指揮したもの,グラモフォンは,ウィーンフィル,ロイヤル・コンセルトヘボウ,ニューヨーク・フィルハーモニックを指揮したものです。

バーンスタインは作曲家,ピアニスト,指揮者であり,マーラーは作曲家,指揮者として活躍した人です。また,ユダヤ系の人であることもバーンスタインがマーラーに傾倒することの根底にあったのかもしれません。

私が,クラシックを聞き始めた高校生のころ,ワルターの1番「巨人」,バーンスタインの2番「復活」のLPが人気を呼んだ記憶があります。中学生の音楽の時間では,まだマーラーの名を聞いたこともありませんでした。

ワルター盤
ワルター・巨人.jpg
バーンスタイン盤
バーンスタイン・巨人.jpg

今朝はバーンスタインがロイヤル・コンセルトヘボーを指揮したグラモフォン盤です。
「巨人」はマーラーの交響曲の中でも,親しみやすく,若々しい曲です。
バーンスタインのあまり暗くならない音楽にピタリの曲だと思います。

軽快でダイナミックにコーダで最高に盛り上がります。

マーラーを続けます。


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カレンダー2021.1.7 [音楽]

しばらく穏やかだったのですが,今日の午後あたりから荒れ模様になるらしい。

弘前支局のオンライン登記を済ませ,昼からは音楽を聞くことにしました。
今年の事務室のカレンダーは,ドイツ・グラモフォンのクラシック・カレンダーを掛けています。
1月は,ピエール・ブーレーズです。
本年最初のマーラーは,ブーレーズ指揮ウィーンフィルによる交響曲第2番「復活」にしました。

IMG_2664.JPGブーレーズ/マーラー2番「復活」.jpg

ブルックナーも長いけれどマーラーも長い。
1曲でCD2枚は,ブルックナーかマーラーか。

マーラーは女声ソリストがつくことが多いですが,2番「復活」では,ソプラノとメゾソプラノ。
復活に限らず,どの曲も効果的な役割を果たします。

強烈な出だしから始まる第1楽章から,穏やかな楽章へと長大な曲全体がうねりながら続いていきます。
長いということから敬遠してきましたが,なかなか面白いので,今年はマーラーを聞いていきたいと思います。


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レナード・バーンスタイン/ブラームス・交響曲第1番 [音楽]

今日は昔の役所風に言えば「御用納め」,今日で役所は本年納めの日,明日から年明け1月3日までお休みです。したがって私たちの仕事も,しばし休日に入ります。
今日は,お得意先にご挨拶し,午後からCDを聞いています。

レナード・バーンスタイン指揮のブラームスの交響曲を聞いてきましたが,最後に第1番です。
ブラームスの1番と言えば,シャルル・ミュンシュ指揮パリ管,小澤征爾指揮サイトウキネン,カラヤン指揮ベルリンフィルなど名盤に枚挙限りなしというところですが,私としてはティンパニーが力強いフルトヴェングラー指揮北ドイツ放送交響楽団盤を愛聴しています。

バーンスタイン・ブラームス1番.jpg
レナード・バーンスタイン指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 1981年10月ウィーン ムジークフェラインザール録音

ブラームスは,交響曲作曲に長い年月を費やして,4曲を遺していますがその第1曲が第1番です。巨大な構造物のような曲で,モーツァルトの41番「ジュピター」のようでもあります。

これぞブラームスと言えるような第1楽章は,たぎる思いを抑制するように入りますが,抑えながら第4楽章に入ると,ホルンとフルートの美しい序奏に導かれ,感動的なコーダに至るのです。

バーンスタインのブラームスを改めて聞きなおし,一貫して,暗くなりすぎず,若々しいブラームスを感じるのです。

年末年始の休日中,本業の仕事はありませんが,コロナ騒ぎで息子夫婦は帰省しないので,本年中の仕事の統計作成をしながら,音楽三昧というところです。
30日頃から大寒波来襲予報ですから寒さとコロナ対策のためにもなるかもしれません。


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レナード・バーンスタイン/ブラームス・交響曲第2番 [音楽]

大雪の青森市です。昨夜から今朝にかけて25㎝の降雪でした。
今日の最高気温ー3℃の予報です。

この大雪情報の中,明日日曜は,東京の大手事務所からの依頼で弘前市まで出かけなければいけません。どうなることか心配ではあります。

明日の仕事の準備をしながら,バーンスタインのブラームス第2番を聞いています。
バーンスタイン指揮のブラームスを4番から聞き始め,今朝は3回目の2番です。

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レナード・バーンスタイン指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 ウィーン・ムジークフェラインザール1982年9月録音

ブラームスの4つの交響曲の中でも,穏やかで温かみのある曲です。
第一楽章のさらっとした出だしからゆっくりと田園の風景のような温かい音楽が始まります。
まるでドボルザークの8番が思い出されます。
4番,3番でも書きましたが,バーンスタインのブラームスは,あまり深刻ではなく温かさが感じられます。
フィナーレは,ウィーンフィルが,ゆっくりと始まり,最後は,これぞブラームスの響きを堂々と奏でます。

このCDには,ブラームスの管弦楽曲の傑作「大学祝典序曲」も収められています。
「威風堂々」のように,堂々としてがっしりとした骨格の曲ですが,美しいメロディーをもつ楽しい曲です。バーンスタインの颯爽とした音楽が素晴らしい。





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レナード・バーンスタイン/ブラームス・交響曲第3番 [音楽]

今週は強烈な寒波来襲で真冬日+大雪と予報されており,今朝も自宅前の雪かきをしました。
朝起きると暖房が入っているものの,Tシャツというわけにはいきません。

今朝は,雪かきのあと,前回に続きレナード・バーンスタインのブラームスを聞いています。
第3番,全4曲の中でもやや小ぶりの曲ですが,憂愁のブラームスのなかで,イングリット・バーグマン,イヴ・モンタン,アンソニー・パーキンス出演の映画「さようならをもう一度」に第三楽章が使われており,この曲がよく知られるようになりました。ちなみに,この映画の原作は,フランソワーズ・サガンの「ブラームスはお好き」ですから,作品としては,ブラームスのこの曲ありきから始まっているのではないかと思っています。

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レナード・バーンスタイン指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 ウィーン,ムジークフェラインザール1981年2月録音

ブラームスの交響曲は全曲を通じて憂いを帯びて,哀しげなのが嫌いという方もおりますが,それだけではなく,壮大な曲の構成が良いと私は好んでいます。
この録音も,バーンスタインの音楽は,やや明るさがあり,はつらつとしたものが感じられるのです。
映画に使われた第三楽章を聞くと,ロマン派はブラームスからか?と考えさせられます。
第四楽章の渾身の演奏は,バーンスタインの指揮ぶりが見えるようです。

このCDには「ハイドンの主題による変奏曲」も収録されていますが,こちらの演奏も素晴らしい。「大学祝典序曲」といいこの曲といい,ブラームスの管弦楽作品は名曲揃いです。



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レナード・バーンスタイン/ブラームス交響曲第4番 [音楽]

本年もあと残すところおよそ半月,やっとのことで年賀状の文面欄を印刷しています。
週明けには発送できる手はずになりました。

印刷しながら,バーンスタインのブラームスを聞いていました。
以前,バーンスタインの第九のことを書きましたが,しばらくバーンスタインの録音を聞くことにしました。

前にも書きましたが,バーンスタインは,作曲,指揮,ピアノ演奏の超一流の才人です。
カラヤンと比較されがちですが,バーンスタインは,作曲家兼演奏家であった18,19世紀の楽聖に近い存在と言えるでしょう。

ブラームスの交響曲は4曲ありますが,1番からではなく4番から聞くことにしました。
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レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,1981年10月ウィーン・ムジークフェラインザール録音

ブラームスの4曲の交響曲の中でも,私は,4番を最も敬愛しています。
ブラームスの最後の交響曲ですが,憂愁の曲です。私はそう感じています。
この4番は,カルロス・クライバーの指揮による演奏も好きですが,バーンスタイン盤は,憂愁がやや抑えられ,その中に,若さと明るさが見え隠れしています。

朝から少しずつ降っていた雪がやみました。
天気予報では,今週1週間雪マークです。本格的に冬到来か?


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第九 [音楽]

あっという間に12月,テレビやFM放送でも年末恒例のベートーヴェン「第九」が放送されています。
昨日もNHK・Eテレ夜9時から2時間,「第九」の特集番組でした。

1979年9月,ウィーン国立歌劇場でのライブ録音,レナード・バーンスタイン指揮ウィーンフィル,(ソプラノ)ギネス・ジョーンズ,(アルト)ハンナ・シュヴァルツ,(テノール)ルネ・コロ,(バリトン)クルト・モル,(合唱)ウィーン国立歌劇場合唱団
バーンスタイン/ベートーヴェン第9.jpg
(私の持っているCDのジャケットで音源は同じ。)

バーンスタインの髪振り乱したエネルギッシュな演奏が見られます。
この演奏を見て,カラヤンだったらどうだったかとの思いが浮かびます。
眼を閉じて棒を振る姿が浮かびますが,バーンスタインは身体の隅々までを使い指揮します。つま先から目,髪に至るまで。

ソリストが良い。第4楽章の「おお友よ」の出だしのクルト・モルの美声(バリトン)やギネス・ジョーンズ(ソプラノ)の往年の輝き,ルネ・コロ(テノール),ハンナ・シュヴァルツ(メゾソプラノ)素晴らしい。

確か,カラヤンの第九でもギネス・ジョーンズがソリストを務めた録音があったはずです。

作曲者,指揮者,ピアニスト,教育者と才能豊かなレナード・バーンスタインは,ニューヨーク・フィルハーモニックを離れウィーンフィルとの録音や演奏活動をするようになってからのベートーヴェンの評価が高いようですが,私は,ベートーヴェンに限らずマーラーもバーンスタインを愛好しています。現代の専門的指揮者とは異なり,バッハやモーツァルト,メンデルスゾーンに通ずる音楽家だと思っています。

midoriさんが,「のだめ」のシュトレーゼマンはバーンスタインがモデルではないかと言っていましたがそうなのでしょう。

Eテレの放送では,指揮者の広上淳一氏がスマップの稲垣吾郎と楽章ごとに対談しながら進めるのですが,せっかくのライブ映像が途切れて雰囲気が台無しでした。




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もやもやサマーズ・ロンドン編 [音楽]

三連休二日目,コロナ騒ぎで大変な事態ですが,ゴー・トゥー・ザ○○などというのは,ハナからコロナを軽視した策だと思えます。
当地では,集団感染が発生した自治体の長が,職員に対して「忘年会」開催を推奨したというのですから,開いた口がふさがりません。アホな話です。

せっかくの三連休の冒頭,このような話題で申し訳ありません。

今日の記事は,このような気の滅入るものではありません。

テレ東のバラエティー番組「もやもやサマーズ」という番組をご存じでしょうか。
私は,たまたま見る機会があり,二人組のお笑い芸人・サマーズと歴代局アナの一人・狩野さんがロンドンを訪れるという企画です。

もやもやサマーズinロンドン.png

ロンドン市内を徘徊するのですが,三人は「フリーメイソン・ホール」にある博物館を訪ねます。
秘密結社フリーメイソンの説明を受け,ホールに設置されているパイプオルガンをピアノが得意な狩野アナが弾くことになりました。

颯爽と弾いた曲が「赤いスイートピー」,ホールのオルガンを弾ききり,フリーメイソンの関係者が仰天するという一コマがありました。


秘密結社「フリーメイソン」について深くは知りませんが,本部がロンドンだったと初めて知りました。
モーツァルトに「フリーメイソンのための葬送の音楽K477」がありますが,私はこの曲がきっかけでフリーメイソンを知りました。
モーツァルトも会員だったと言われています。
アメリカの歴代大統領にも会員がいたということです。

テレビのバラエティー番組など見ることのない私ですが,たまたま見たこの番組で,狩野アナが好きになりました。




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ユジャ・ワン [音楽]

今日は珍しく仕事が3件,しかも相続登記だけでした。
最近相続登記が集中しています。
私のように自宅兼事務所で仕事をする者にとって,じっくり戸籍と向き合う仕事は向いているかもしれません。

そしていつものように,空いた時間は音楽ということになります。

今日は,中国生まれのユジャ・ワンを聞きました。
聞いたと言ってもDVDですから,テレビでですが。

一本目は,2009年のヴェルビエ音楽祭(スイス),メンデルスゾーン生誕200年を記念したものです。

ユジャ・ワン/メンデルスゾーン・ピアノコンチェルト.jpg

ユジャ・ワン(ピアノ),クルト・マズア(指揮)ヴェルビエ祝祭管弦楽団
曲目:①メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番,②ピアノ六重奏曲③メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」④ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの三章(アンコール=P独奏)

このDVDは,midoriさんからのプレゼントで,メンデルスゾーンを聞いて,ユジャ・ワンの超絶技巧にノックアウトされました。私はメンデルスゾーンの音楽を敬愛していますが,ピアノ協奏曲1番は初めて聞いたような気がします。彼女は,いとも軽やかに弾いてのけます。技巧をひけらかすことなく軽やかに,歌うように鍵盤をわが物にしています。普段クラシックを聴かないカミさんも感嘆でした。

「スコットランド」は,ドイツ人のメンデルスゾーンがスコットランドの印象を譜面にしたと言いますが,序曲「フィンガルの洞窟」と共に劇的で美しい曲です。メンデルスゾーンの曲はどれをとっても素晴らしい。
モーツァルトは神童,メンデルスゾーンこそ天才という人がおりますが,私もそのように思っています。

このDVDでは最後に「ペトリューシカの三章」がボーナストラックとして入っています。
彼女の軽やかで歌うように奏でる様子は,ペトリューシカになりきっているよう。

二本目は,「2019年ウィーン・フィル・サマー・ナイト・コンサート」です。

ウィーンフィル・サマーナイトコンサート2016.jpg

2019年6月20日,ウィーンのシェーンブルン宮殿でのウィーン・フィルの野外コンサートです。
NHKBSで放映したのでみた方もあるでしょう。
今回は「アメリカ・ナイト」ということで,ほとんどがアメリカ合衆国に関わりのある曲,このコンサートの3曲目がガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」で,ピアノがユジャ・ワンです。
この夜のユジャ・ワンは超ミニのコスチューム,コンサートの主役は,彼女でした。
「ラプソディー・イン・ブルー」は,華やかで聞かせどころたっぷりの曲ですが,いつも通り,軽やかで歌でも歌っているような彼女の演奏に暮れかかる宮殿前の聴衆は魅了されました。
「のだめカンタービレ」でも,この曲やベートーベンの7番が人気曲になりましたが,「のだめ」を思い出させるものです。

当夜のコンサートでは,サミュエル・バーバーの「弦楽のためのアダージオ」が素晴らしい。まるでレクイエムのよう。

ウィーン・フィルが普段演奏することのないものばかりですが,ウィンナ・ワルツも演奏され,立ち見の芝生では,ウィーン・フィルの演奏でワルツを踊る姿も。
音楽の都の楽しい夏の夜のコンサートですが,アメリカの音楽にうっとりすると同時に,狂乱の大統領選を思うのです。

バーバーの曲や,スーザの行進曲,バーンスタインのキャンディード,ガーシュイン,先人が見たら何と思うのでしょうか?謙虚に穏やかになれないものでしょうか?







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ジェームス・テーラー/アメリカン・スタンダード [音楽]

今日も暑い!青森でも最高気温33℃の予報が出ています。
こんな日は,エアコンの効いた部屋でのんびり仕事をし,音楽でも聴くのが一番です。

今朝の1枚は,先日,キャロル・キングとのデユエット録音を紹介したジェームス・テーラーの「アメリカン・スタンダード」です。
ジェームスは1948年3月12日生まれの72歳,私と同年代です。
彼を愛聴するのは,妙な強調をすることのない,きれいな声でストレートに歌うところですが,それが20代から70歳を超えた現代まで声の質も変わっていません。

888072150096.jpg このアルバムは,ジェームスが子供のころから成長するまで,自分の周りで流れていたアメリカの音楽をカバーしたものだと言っています。 例えば「ニアネス・オブ・ユー」「ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド」「オール・マン・リバー」「イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーン」などジャズ好きならずともよく知っている曲が,素直なジェームスの声で歌われています。 ジェームスは,2016年ケネディセンター名誉賞を受賞していますが,その前年の受賞者に,キャロル・キングの名があります。授賞式のジェームスの隣はクラシック・ピアノの女帝「マルタ・アルゲリッチ」です。
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ジェームスは,ロックの殿堂入りを果たしていますが,ロックをあまり理解していない私にとっては,アメリカン・ソングのレジェンドという感覚ですね。


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