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3D [映画]

昨日は立春。豪雪,寒波の冬も暦では春です。
立春と同時に,青森は連日の雪が止み,気温も少しは上向いてきました。
来週前半は気温も+になるようです。

近頃映画もテレビも3Dが宣伝されておりますが,試しに,どのようなものか見ることにしました。
映画館はシルバー料金,3Dは専用眼鏡(400円)をかけて見ますが,なるほど,立体感を味わうものです。
仲間ユキエ主演「テンペスト」,ストーリーは,主人公(女性)が宦官として琉球の高級官僚になるというものです。

宦官は,中国,朝鮮,古代エジプトなど古い時代の映画に登場しますし,バルトークの「中国の不思議な役人」(管弦楽曲)もあります。中国,朝鮮にあって日本では聞きませんので,むしろ不思議な気がします。

この映画の中で,ペリーが日本にやってくる前に琉球に上陸し,琉球王に謁見して,主人公がペリーと外交交渉をする場面があります。
実際,ペリーは,当時の琉球で文物に触れたようです。

長い前置きを書きましたが,7年ほど以前,沖縄に出かけたことがあります。
沖縄では,中世の城をグスクと言い,各地のグスクはユネスコの世界遺産に登録されています。
ペリーがグスクを見て感激したようで,中城郡のグスクを「これはエジプト調だ!」と言ったそうですが,15世紀ごろの石造りの城跡は,私たちが普段目にすることのない美しい建造物です。
グスク.jpg


映画のストーリーも3Dもあまり大したことはありませんが,かつて訪れた沖縄の海の色と,ペリーも見たグスクをすべて見てみたいと思っています。


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ブルース・ブラザース [映画]

久しぶりに観た「ブルースブラザース」は声を上げて笑い,体を揺すって観終わりました。

テレビで観ると(民放で何度か観たかな?),CMなどの中断があり,集中が途切れますが,DVDだとそのようなことはありません。
記憶も定かではなかった部分もあったりで,こんなに素晴らしい音楽万点の娯楽作品であったかと,思いを新たにしました。

アレサ・フランクリン,レイ・チャールズ,ジェームズ・ブラウン,キャブ・キャロウェイ等のほか,主演のジョン・ベルーシ,ダン・エイクロイドなど非の打ちどころがありません。

キャブ・キャロウェイの演技と歌はファンにとって鳥肌が立つほどです。

最後のクレジットを見ていると,ミニスカの元祖「トゥイギー」も出ていました。笑い転げる娯楽映画も楽し。ミュージカル映画は好みませんが,これは楽しい映画でした。
ぶるーすぶらざーす.png


今日からまた1週間の仕事開始です。また冬型になるとの予報です。


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映画「栄光への脱出」「セブンイヤーズ・イン・チベット」 [映画]

今冬初めての真冬日になるようです。積雪15㎝,昨夜から寒いなと感じていました。

昨日までで,繁忙週間の仕事は終わり,週末の今日は残務整理の日です。

この1,2週間に観た映画のことを書いておきます。

まず「栄光への脱出」(原題は「エクソダス」)
中学生の頃の映画です。若きポール・ニューマン主演で音楽が記憶にありました。
第二次大戦終結後,永い間世界に散っていたユダヤの人々の国が国連によって認められ,イスラエル建国
に至るのです。
現在でも,パレスチナとイスラエルの抗争は続いていますが,イスラエル建国は,パレスチナに住んでいた
人々を移住させ,その土地に新たなイスラエルを創るというものですから,当初から抗争があったのです。
何十年ぶりかでこの映画を見直して,現在のパレスチナ問題は,イスラエル建国当初からの問題だった
ということを改めて考えさせられました。

「セブンイヤーズ・イン・チベット」
主演はブラッド・ピット。オーストリアの登山家ハインリッヒ・ハラーが,ヒマラヤ登山の末,チベットに行き着き,
7年間,少年ダライ・ラマ14世の教育係をつとめるという話です。
二人の関係は,中国共産党のチベットへの軍事侵略により終わりを告げることになります。

二つの映画とも,史実とは完全に一致しないまでも,紛争は現在も続いています。

パレスチナの問題は,遠く「旧約聖書」の時代まで遡るのですから,どのように解決できるのでしょうか?


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映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」 [映画]

今朝は冷えています。

今日から12月,本年締めくくりの月が始まります。
忘年会もあれば,年内に終わらせなければならない仕事もあります。
所詮,小生の生活は,ブログや音楽,好きな花の写真その他無数の道楽の中に仕事も組み込まれています。
楽しみながらでなければ意味がありません。

追い込みの12月を前に,これまた道楽の映画,しかもキューバ音楽を題材にした「ブエナ・ビスタ・
ソシアル・クラブ」を観ました。かつて劇場公開で観たのですが,日曜日の競馬「ジャパンカップ」での
1着ブエナビスタの力走を見て思い出したのです。
この映画の全編に流れる音楽は,ラテンファンならずとも胸が熱くなります。

才人ライ・クーダーが,国外では全く知られていなかったキューバの老ミュージシャンと共演して作った
アルバムが,世界的にヒットし(グラミー賞受賞),ワールド・ツアーが組まれ,アムステルダム,
ベルリン,ニューヨークのコンサートの模様とキューバでの生活を映したドキュメント映画です。

出演しているミュージシャンの多くは,もう亡くなったでしょう。今見てもワクワクします。

ドキュメンタリーというのは構成が命ですね。
ブエナビスタ.jpg

You-Tubeでも楽しめます。私は,その中でも「chan chan」が大好きです。ダンディな老ミュージシャンの
繰り出すキューバ音楽が素晴らしい!


師走の最初の仕事は,裁判所で第一回口頭弁論期日です。


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Good Night & Good Luck [映画]

雲のない朝になりました。今日は全国的に晴れのようです。
金,土と忙しいので,ゆうべは息抜きにアメリカ映画「グッドナイト&グッドラック」を観ました。

「トゥルー・グリッド」を観て,感染症的に映画を観るかな?という気になりました。
昔,アルバイトをしながら,一人で生活していたころ,日曜日になると,夜,映画を観ていました。
くせのようなものでしたが,一人悶々として,鬱屈した時代だったかもしれません。
今は,天職のような仕事と趣味の毎日にそのようなことはありませんが。

「Good Night & Good Luck」,1953年アメリカ,”赤狩りの嵐が吹き荒れていました。
当のマッカーシー上院議員と真っ向から対決するCBSの人気キャスター「エド・マロー」がマッカーシズム
と対決する実話です。
実写フィルムを交えた全編モノクロ映画で,マローのデヴィッド・ストラザーン,監督,脚本のジョージ・
クルーニー(プロデゥーサー役で出演),他のCBSスタッフ陣,感動の映画です。

50年代のジャズ,ヴォーカルが素晴らしい。数々の名曲をダイアン・リーヴズが聞かせますが,ジャズ
ファンにはたまりません。サウンドトラック盤がグラミー賞を受賞しています。

Good Night&Good Luck.jpg

グッドナイト&グッドラックは,マローが番組の最後に視聴者に投げかける言葉です。


10月も終わり。最後の金曜の今日は予約がギッシリです。明日は午後から司法書士会の研修会。


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トゥルー・グリッド [映画]

朝からどんより曇り,時折雨が落ちています。
朝のうちに登記のオンライン申請3件を終了しました。
10月は暇になるかなと思っていたのですが,ことのほか忙しい毎日です。

忙しいなか,昨夜はアメリカ映画「トゥルー・グリッド」を観ました。
この映画は,1969年のジョン・ウェイン主演「勇気ある追跡」のリメイクです。
60歳を過ぎたジョン・ウェインが,人生ただ1回のアカデミー主演男優賞を受賞しましたが,今回の映画は,
老連邦保安官をジェフ・ブリッジス,テキサスレインジャーをマット・デイモンが演ずる,興味ある映画でした。

ストーリーは,父が殺され,金貨を奪った犯人を追うため,少女がジェフ・ブリッジスとマット・デイモンを雇う
ところから展開します。今年のアカデミー賞数部門にノミネートされました。
トゥルー・グリッド.jpg


ジェフ・ブリッジスは「シービスケット」,マット・デイモンは「青春の輝き」や「プライベート・ライアン」が心に
残っています。

若者のイメージが強かったマット・デイモンが,今や40歳を過ぎ,この映画では,中年の役を演じていました。
マット・デイモンは,役者としてではなく,脚本で,アカデミー脚本賞を受賞しているほどの才人です。


好きな映画も音楽も,心豊かにしてくれます。


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イル・ポスティーノ [映画]

まだまだ残暑です。最高気温29度ですが,風は涼しく感ぜられます。
昼は残暑で暑くとも,朝夕は20度を切っているので涼しくなりました。秋到来です。

今週火曜,女房は上京し,息子の部屋の整理,ショッピングにでかけました。癖になっている節も
あります。

そのような訳で,昨夜思い立って,かつて福島二本松時代に観たイタリア映画「イル・ポスティーノ」
を一人で観ました。

この映画は,1950年代,カプリ島に亡命していた,チリの実在の詩人パブロ・ネルーダ
と地元の郵便配達の青年との交流を描いたものです。
ネルーダは本国の逮捕状が効力を失い,チリに帰国するのですが,青年は政治活動に身を投じ,亡く
なるのです。

映画の中で,ネルーダと奥さん(愛人?)がダンスをする印象的な場面があります。
なんのことはない,その場面を観たくなったのでした。

イル・ポスティーノ_.jpg


その頃はイタリア映画に惚れ込んでいました。「ニュー・シネマパラダイス」も良かったし,ヴィスコンティ
監督作品の頽廃ムードは昔から大好きでした。


今日は金曜,今週は忙しく,昼食抜きが3日もありましたが,来週オンライン申請する相続登記も準備
でき,仕事は終わり。
夕方月1回の検診,明日はsayuさんの1周忌,月日は早いものです。暑い日でした。

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俳優原田芳雄さんのこと [映画]

強い風が止み,日差しが強くなってきた。それでも今日は真夏日にはならないようだ。

2,3日前,原田芳雄さんが亡くなった。
小生は芝居はあまり見ることはないが,映画は好きだ。
原田出演作のものとしては,寺山修司監督「田園に死す」,鈴木清順監督「ツィゴイネルワイゼン」の二つが
好きで,ビデオも持っている。

「ツィゴイネルワイゼン」の原田さんは妖気が漂っている。原田さんの最高傑作だろう。
藤田敏八もよかった。大谷直子も安田道代もよかったし,何より原作が良かったのか。

「田園に死す」は,寺山修司の最高傑作だと思っているし,これらの作品,短歌などで,寺山にのめりこんで
いった。
元は寺山の短歌集の映画化であるが,舞台は青森県,シュールな映像であるがどこか懐かしさを感じさせ
る。この映画は,恐山の荒れた湖をバックに,故牧良介の仏壇売りが仏壇を背負って「仏壇,仏壇いごすか」
と歩いていく場面から始まる。

そのなかで,原田さんは,私の身近にはないはずの情景のなかで,実はこのような人がいたのではないか
と思わせるのである。

大俳優の死に合掌!



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映画「評決」 [映画]

テレビで見る映画にはひどいものがある。
連休中に,BS・TBSだったか?シドニー・ルメット監督,ポール・ニューマン主演の「評決」を見た。
2時間ちょいの映画を,3時間の番組で放送する。肝心のシーンもずたずたにCMが入る。
最後は,The Endもなければ最後のクレジットもなく,ぶっきらぼうに終わるという有様だ。

前置きが長くなったが,かつて見た映画であったが,テレビでの終り方が気になり,DVDを買うはめになった。
考えてみると,近くのTUTAYAから借りればよかったのである。

DVDで見た映画は,中断もなく細部もよくわかる。
そして,映画が終わり,クレジットが流されるが,そのバックに宗教音楽のような音楽が流れるのである。
そこまでが映画である。テレビで映画を放映する場合はそこまで見せて欲しいのだが,時間の関係で
カットせざるを得ないのか。

同じシドニー・ルメット監督の「12人の怒れる男」は,陪審員が主役。
「評決」は,タイトルは陪審のようだが,中年のうらぶれた弁護士が主役。その弁護士が正義に目覚める
のである。

テレビでカットされた部分を見たので,DVDは東京の息子に送ることにした。
法律を勉強したいと言っている息子に,日本とアメリカの裁判の違い,あるいは,社会正義というものに
目を向けてもらいたい。

評決.jpg

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第三の男 [映画]

朝から曇っているが,冬型の天気は一段落。気温は+2度。

珍しく,朝早くからテレビのスイッチを入れると,懐かしい「第三の男」が放映されていた。
タイトルバックはチターのの映像とアントン・カラスのあのテーマ。6時から7時半まで,
ニュースも見ないで見入ってしまった。

この映画は,第二次大戦直後のウィーンを舞台にしたもので,荒廃したウィーン,当時の社会情勢を背景に
イギリスの作家,グレアム・グリーンが脚本を書いた白黒映画の傑作だ。
この映画は何度観たか知れない。

主人公ホリー・マーチン(ジョセフ・コットン)が親友ハリー・ライム(オーソン・ウェルズ)を訪ねて
ウィーンに到着するところから始まるのだが,オーソン・ウェルズが一向に姿を見せない。
映画半ばで登場するのだが,暗闇で民家の明かりに照らされたハリー・ライムの顔が浮かび上がるシーンは
ぞくっとする。

大戦直後のウィーンの地下下水道網,連合軍統治と国際警察,ウィーンの大観覧車,それと映画を通して流
れるチターの調べ,すべて,この映画の魅力である。

ラストは,ヒロインが主人公の前を見向きもしないで冬枯れの道を通り過ぎる。
にくい終り方である。
全編,心憎い演出がちりばめられている。映画は,観るたびに新しい発見がある。


本年の仕事も,明日1日。



タグ:第三の男
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