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センブリ2017.9.24 [グダリ沼と田代平湿原]

グダリ沼の梅花藻を見た帰り,時期的にセンブリが咲き始めるはずと思い萱野高原にやってきました。
9月末から10月初め,山の花が少ないこの時期の,1年間待ちに待った星形の可憐な花です。

咲いていました。まだ咲き初めなので,これから2週間は見られるか?
たくさんカメラに収めたので,見てやってください(写真をクリックすると拡大します。)。

センブリ7.JPG

センブリ2.JPGセンブリ1.JPG
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センブリのそばにシーズン終わりのウメバチソウが咲いていました。
毎年,センブリの傍らに咲いています。
ウメバチソウ.JPG

もう少しセンブリをどうぞ
センブリ4.JPG
センブリ5.JPGセンブリ6.JPGセンブリ8.JPG

野芝や牧草地で珍しくなかったセンブリは,今では探すのに一苦労します。
昔のように,胃腸薬として採取されると,さらに探すのは難しくなるでしょう。
秋には是非見たい花です。


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梅花藻・グダリ沼2017.9.24 [グダリ沼と田代平湿原]

今年はグダリ沼に数えるほどしか来ていませんでした。
もう冬枯れが近づいています。紅葉もわずかながら始まっていました。

グダリ沼1.JPGグダリ沼3.JPGグダリ沼4.JPG

梅花藻が真っ盛りです。対岸は梅花藻が盛り上がり,小さい白い花がびっしり咲いています。
バイカモ1.JPGバイカモ2.JPG

牧草地にはアザミ。
花粉にクジャクチョウが来ていました。
クジャク蝶.JPG

そして蜂も花粉が好きか?
アザミに蜂.JPG

仲秋の名月近し。
ススキ.JPG

ご婦人たちが大勢グダリ沼に来ていました。

久しぶりに暑い。


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サギ2017.9.23 [花,トレッキング]

今日は午後から雨になるらしい。
朝8時頃は青空で好天でした。

8時過ぎ,いそいそと眺望山に向かいました。すぐ近くの岡田橋を通ると白い鷺が二羽,川に立っているのが見えていました。山から帰ったら200㎜でカメラに収めることにして眺望山に向かいました。

時間は前後しますが,先に鷺の写真を紹介します。
サギ1.JPG
サギ2.JPGサギ3.JPG
青森市では鷺を見ることは稀です。この橋を渡るときは,珍しい鳥がいないか必ず川面を見るようにしています。
今朝二羽を見たので,帰るまでいるかなと心配していました。結果,一羽しかいませんでしたが,久しぶりにカメラに収めました。近づくと逃げ,また近づくと離れていくのですが,200㎜で何とかこれくらいでした。

前後しますが,眺望山です。
ここ2,3週間チゴユリの実とノコンギクの色合いを見てもらっていますが,今日もこの二つです。

チゴユリの実の色艶が良くなりました。
チゴユリ実.JPG

ノコンギクも紫が濃くなってきました。
ノコンギク.JPG

今日も鉄人とコーヒーを淹れて山談義,楽しいひと時でした。


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はた善2017.9.19 [食]

19日は我が家に嬉しいことがあり,なじみのはた善で食事をすることにしました。
台風一過,気持ちの良い日中と暖かい夜でした。

一時体調が思わしくない日があり,久しぶりのはた善でした。
わが夫婦とうれしい来客二人,親方が大奮発してくれました。

まずは突き出し
ワカサギ南蛮漬,たらこの煮物,モズクとトマトの酢の物,ツブ貝の煮物
はた善おなじみの突き出しですが,モズクは沖縄産の細く歯ごたえのないものとは違い,青森県産の太目で歯ごたえのある好みの逸品です。
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お造り
津軽海峡産本マグロの中トロ,真鯛,ブリ,ホッキ貝,蛸,アイナメ炙り
中トロは旨い。蛸の吸盤と身,歯ごたえがあり,家庭ではこうはいかない。アイナメの炙りは,アイナメの歯ごたえを残しながら炙りの風味が生きています。
お造り.JPG

真鯛の兜焼き
真鯛兜焼き.JPG
真鯛の頭を二つ割りにして焼き上げたもの。
塩だけではない,微妙な味付けがしてあります。うれしい席に親方が配慮してくれたもの。

フグのから揚げ
鶏肉よりも淡白で,子供でも好きになるような揚げ物です。これもはた善ではお目にかかる一品です。
フグから揚げ.JPG

鮑ステーキ
鮑の貝に,ステーキをのせています。豪華な味わいです。
青森では,アワビは生でというのが一般的ですが,私は煮鮑や蒸し鮑が好みです。
火を通した鮑は柔らかくなり鮑の味が引き出されます。
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締めは鮑のリゾット
当夜のリクエストはリゾットだけでしたが,本マグロ中トロ以下,豪華なラインアップとなりました。その中でも4人が4人とも,こぞって旨いの連発でした。
鮑のリゾット.JPG

いつもカメラに収める前に箸が出てしまいますが,当夜もリゾットでやってしまいました。
情けない写真になっています。

親方から,豊盃大吟醸の差し入れがあり,旨い料理にお酒がすすみました。
嬉しい来客と話が弾み,瞬く間に時間が過ぎました。
親方,ありがとう。


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田代平湿原2017.9.17 [グダリ沼と田代平湿原]

三連休2日目,台風が来る前にと思って田代平湿原にやってきました。
湿原の花は寂しくなりました。

このころになると,湿原の周りはハイイヌツゲの黒い実が目立ちます。
ハイとは這いの意味のようで,樹高が低く私たちの背丈よりは低い,丁度目線の位置にこの実がたくさんあります。

ハイイヌツゲ1.JPGハイイヌツゲ2.JPG

ウメバチソウはまだ咲き残っています。7月から10月初めまで次から次へと新しい花を咲かせます。

ウメバチソウ1.JPG
ウメバチソウ2.JPG

ナガボノシロワレモコウも枯れかかっていますが,派手さはなくとも,ここ田代平湿原の重鎮です。

ナガボノシロワレモコウ1.JPGナガボノシロワレモコウ2.JPG

今頃の時期,高原の道のどこかしこに咲いているノコンギク,駐車場の周りにも咲いていました。
秋を感じさせます。

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日本列島を縦断してきた台風ですが,今日の昼には北海道に達するらしい。
今頃は青森県の西にあるらしいのですが,風もなく,雨も止みました。
このままの状態で通り過ぎるのか不気味です。



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アキノキリンソウ2017.9.16 [花,トレッキング]

三連休の初日の土曜,朝から晴れて,早速眺望山に向かいました。
眺望山登山口は19℃,歩き始めても暑すぎず,心地よい風が吹く絶好の日和でした。

山は秋,登山道脇に季節を冠したアキノキリンソウが咲き始めました。
また,緑だったチゴユリの実は,赤を経て濃紺になっていました。秋の深まりにつれ,ますます濃さを増すでしょう。

アキノキリンソウ.JPGチゴユリの実1.JPGチゴユリの実2.JPG

頂上で鉄人と会い,いつものとおりコーヒータイム。
体調不良から回復した体験を話しながら,しばしの休憩。
いつもながら元気です。

頂上の傍らには,秋の花,ノコンギクが咲き出しました。
この花も秋が深まるに色を濃くします。

ノコンギク.JPG


三連休の二日目はどうしようか,久しぶりに岩木山に出かけるか,あるいは八甲田山中「田代平湿原」に出かけるか,明日の朝の天気次第です。


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ギンリョウソウ2017.9.10 [花,トレッキング]

眺望山は,蝉の声もなく,秋の装いです。
一週間前上京しましたが,上野公園はミンミンゼミの大合唱でした。青森はもう秋の訪れです。

2週間ぶりの眺望山でしたが,そろそろギンリョウソウ(銀竜草)の出る頃と歩き出しました。
予想通りおよそ草花とは思えない白い姿を現わしていました。
登山道の両側に少しずつかたまって佇立しています。

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葉緑素を持たないため,白一色,キノコの一種かと思えるほどです。

頂上で鉄人とコーヒーで談笑し下山しました。

春,白い可憐な花を咲かせていたチゴユリが緑の丸い実をつけています。
秋が深まるにつれ,この実も赤く色づきます。

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山を歩きながら,健康でいつものとおりの生活ができることの喜びを満喫しています。




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東京日記2017.9.1,2…② [東京日記]

ギドン・クレメル演奏会の他の目的は,写真と美術の展覧会でした。

写狂老人A
アラーキーこと荒木経惟氏の写真展です。
新宿区初台「東京オペラシティーアートギャラリー」(京王新線・初台)
葛飾北斎の最晩年の名「画狂老人卍」のパロディーでしょう。
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アラーキーとして著名な荒木経惟氏の写真は,私たちを取り巻くあらゆるものに目を向けてカメラに収めています。
会場を埋めるアラーキーの写真に圧倒されます。

「人妻エロス」 応募してきた人妻たちの写真です。若妻から老女まで。
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「空百景」 写狂老人を名乗る現在の荒木の心境を表すような,モノクロームの数々,百は葛飾北斎の「富嶽百景」へのオマージュだそうです。
「花百景」 荒木にとっての花とは,此岸と彼岸に咲き,生と死をつなぐものであるという。
金毘羅宮の伊藤若冲に触発されているという。
「写狂老人A日記2017.7.7」 亡き妻陽子との結婚記念日。恣意的な要素は一切排除され,目に入ってくる淡々とした日常の風景がカメラに収められた「ただの写真」である(パンフレット)。

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展示物の写真撮影はすべてOKでした。できれば,以上の写真の上にマウスポインターを置き,クリックして大きな写真を見ていただきたいと思います。
アラーキーの精神性,ダイナミズムの一端を感じることができるはずです。


②「ボストン美術館の至宝展ー東西の名品、珠玉のコレクション」
上野動物園の隣,東京都美術館での展覧会です。
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ボストン美術館について,私たちは,東洋美術とりわけ日本の陶磁や絵画,版画の膨大なコレクションがあることを知っていますが,この美術館は,国や政府機関の経済援助を受けず,ボストン市民,個人コレクターや企業とともに築かれたものだそうです。

この展覧会の構成は,ボストン市民,個人コレクターや企業の活動にも目を目けているのが特徴的で,エジプト,中国,日本,そしてヨーロッパ,アメリカほかの古今の名品に触れることができます。

展示すべてが素晴らしい。
特に,英一蝶の巨大涅槃図には圧倒されます。
約170年ぶりの修理を経て,初の里帰りだそうです。縦286.8㎝×横168.5㎝の大画面に,涅槃に入る釈迦と,嘆き悲しむ羅漢と動物たちが描かれています。
ボストン美術館でも25年前に一度公開されただけのものが今回里帰り公開となったものだそうです。
昨年から修復作業が行われ,作業の一部始終を克明に記録してあるようです。
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このほか,エジプトの遺跡から発掘された遺物,ゴッホの「ルーアン夫妻」の夫妻そろっての展示(日本初公開)に心惹かれました。
そして,図録は,読み応えたっぷりです。



いつもながら,食いしん坊はぶりは,東京にやって来てもとどまることはありません。

①初日の昼食「目白旬香亭」ローストンカツ
BS・TBSで月1回土曜の夕方,「東京トンカツ会議」という番組が放送されています。
奇抜なタイトルにひかれてここ数回見ていますが,7月末頃トンカツ会議のメンバーが訪ねたのが「目白旬香亭」でした。たまたま,目白のホテルに宿泊したので,目白駅真向いの旬香亭で腹ごしらえすることになりました。

「目白旬香亭」は洋食レストランですが,番組で紹介された通り,ローストンカツをいただきました。分厚いロース肉の脂身を落としたものでしたが,せっかくのロース肉なので脂身も残して欲しかったかな。キャベツ極細切り。卓上のウスターソースは初めて見るものでした。
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これを平らげて,いざ,アラーキーへ!,アラーキーの強烈な押しに打ち勝つことができるか?

②二日目の昼食「つばめグリルのつばめ風ハンブルグステーキ」
小雨の中,新橋と日本橋で買い物を済ませた後,上野の東京都美術館の「ボストン美術館の至宝展」を見,今回の東京での予定はすべて終了でした。

昼食の時間は過ぎていましたが,最後は大丸12階つばめグリルで,ゆっくり遅い昼食をとりました。いつでもはずれのないこの店この味,付け合わせのジャガイモも甘みがあり旨い。ご飯もパンもいりません。
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腹を満たして,予約の切符を一時間早め,青森の帰途につきました。

東京の硬いコンクリートの道路は足腰が痛くなります。クッションの効いた山道を歩きたくなります。


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東京日記2017.9.1,2…① [東京日記]

ブログ更新が少し遠のきました。
先週は,何故か仕事が立て込み,いつになく忙しい1週間でした。
その間に8月が過ぎ,もう9月です。

忙しいと言いながら,9月1日,2日と東京に出かけました。
息子は東京に居りませんので,気ままな私だけのための一人旅です。

その一番の目的は,ヴァイオリンの鬼才,巨匠「ギドン・クレメル」のコンサートを聞くためでした。ギドン・クレメルと言えば,現在,世界で最も著名なヴァイオリニストと言っていいのではないでしょうか。若いころからLPレコードを持っていましたし,CDも持っています。
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9月1日東京芸術劇場 ヴァイオリン:ギドン・クレメル,チェロ:ギードレ・デイルヴァナウスカイテ,ヤツェク・カスプシク指揮読売日本交響楽団
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①ヴァインベルグ「ポーランドのメロディー」作品47No.2
②フィリップ・グラス「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」(日本初演)
③ムソルグスキー(ラヴェル編)「展覧会の絵」

①ポーランドの作曲家ヴァインベルグは,ユダヤ人であるがゆえに,ナチスから逃れロシアに逃げ
,ショスタコーヴィチにも助けられたものの,スターリン体制のロシアは安住の地ではなかったようです。家族は強制収容所で亡くなりました。
この曲は,故国ポーランドに思いを寄せた第1曲「アダージョ~アレグロ」第2曲「アンダンティーノ」第3曲「アレグロ」第4曲「アレグロモデラート」の4曲の構成で,第4曲は,華やかなマズルカで締めくくられています。
1949年にモスクワで作曲された曲ですが,ソ連時代の暗いイメージはなく,明るくのどかな田園の雰囲気が感じられ,映画音楽に使われそうな曲です。日本でいえば,佐藤勝の映画音楽が思い出されました。

②アメリカのフィリップ・グラスの2010年の曲で,日本初演です。
ギドン・クレメルは,演奏活動において,作曲家から献呈を受けたもののほか,世界初演が多いのだそうです。
この曲は日本初演,7曲で構成されており,ヴァイオリンとチェロの二重奏が4曲,その間にオーケストラ主体の3曲。

クレメルはヴァイオリンを頭上に掲げてステージに登壇,彼が主宰する「クレメラータ・バルティカ」の女性チェリストと共にこの協奏曲を熱演しました。
チェロとのデュエットは,かつて録音したモーツァルトの協奏交響曲を思い出されました。二人の男女がささやくような,あるいは対話しあうような緩やかに揺れ動くような音楽です。

クレメルの演奏は,スポーツをするような,かつてのジャズピアニスト「キース・ジャレット」を連想しました。失礼かな。
同年の70歳,巨匠の若々しい演奏を,ステージから5列目で間近に表情も見ることができました。

アンコールに応えて,チェリストとのデュエットで「カンチェリ/ラグ・ギドン・タイム」,おそらく,カンチェリという作曲家がクレメルのために作曲したものでしょう。ウィットにあふれたスリリングな曲でした。
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③誰でも知っている「展覧会の絵」
オーケストラ渾身の演奏でした。
ラヴェルのオーケストレーションの凄さにノックアウトです。


1曲目,2曲目とも初めて聞く新しい曲ですが,非常に親しみやすく,楽しい曲でした。
現代音楽というと拒否反応を起こす人もいますが,そのような人も楽しめるコンサートでした。

前から5列目でクレメルに接して,今回のコンサートは一生忘れることがないでしょう。


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